正義のヒーロー
「助けに行くって…私たちでは何もできることないって」
「あ〜それ無しで!」
何をするにも自分には何も出来ないって…いつも諦めてた…違う、逃げてたんだ…失敗する恐怖から、でも不器用だが兄貴が教えてくれた…俺は諦めないし逃げない!
「できること、あの子のために全力でやろうぜ!」
「……わかった!やる!」
そう言って奥に行く、ゆな……
「おい、お前何してんだ?」
「これで足りるかな?」
帰ってきた時には、両手いっぱいに、ハンマー、ノコギリ、包丁を持ってきた
「お前、早まるな!ってか物持てるのか?」
「うん、ポルターガイストとか居るでしょ?生命には触れれないけど、物は持てる!」
いい事思い付いた!あの子を助けられる方法か……
「よし、それだ!」
「え、どれだ?ノコギリ?ハンマー?包丁?どれで殺るの?準備は出来てるぜ?」
「一旦それは置いといてくれ、」
住宅から少し離れた、一軒家にて……
「クソが……また5万負けた、あ?何見てんだよ!」
「やめて、この子には…この子だけには」
「うるせぇ!」
すごく強い力で、お母さんを投げ飛ばした…
「なぁ?こんな父親じゃ不満か?実の父親じゃないと嫌なのか?」
「逃げて…」
「お前は黙ってろ!」
そう言って…お母さんのお腹を蹴った…
「なんだ?その目は?」
次は僕だ……
「ここはいいよな…周りに他の家もなくて、外にも人があまり通らなくて……ストレス発散にちょうどいいや……なぁ?」
この男は僕の事を見て、笑みをこぼしながら…近寄ってきた……
日が経って、探偵事務所でのこと……
「よし、じゃあ助けに行くためには、あの子の家を調べないといけない、行けるかな?助手のゆなくん」
「はい!えーと、シャーロックなんちゃらさん!」
「ソラね?まぁいいや、すぐには見つからないと思うけど、出発するぞー」
「おー!」
とは言ったものの……
「いや、一番最初に会った場所に居るんだが…」
「どうする?話に行ったら、また逃げるよね?」
「いや〜どうしよう、こんなすぐ会うと思わなかったから、何話すかキメてない……」
話に行くか…悩んでいると、少年がこっちを向いた
「また、いるの?正義のヒーローさん、もしかして……ニート?」
「働いてるわ!お前こそ、またここに居るんだな」
「関係ないでしょ……」
そう言った少年の顔は……どこか寂しそうで苦しそうだった……
「じゃ、僕はもう行くから…ちゃんと働きないよ!」
「ちょっと、待てよ!お前の事救ってやれるかもしれないんだよ…」
俺は少年の手を掴み、止まってもらおうとしたが、手を振りほどかれ…泣きそうな顔でこっちを見て
「だから…関係ないじゃん、誰にも分からないよ!僕の気持ちなんて、」
「あぁわからん!だから分かろうとしてる」
「分かろうとしても無駄だよ……家では、ずっと殴られて、学校では服がボロボロだから…虐められて…そんな僕の気持ちなんて分かるわけないよ!」
そう言い残し、走り去って行った…
「誰も分からないよ…」
僕は走りまくって、家の近くに行き…あの男が居ないのを確認して、家の中に入った……家にはお母さんが居た…
「お母さん、ただいま……」
「おかえりなさい……」
お母さんは悲しそうな顔で返事をした…僕は自分の部屋に行き、地面に蹲った…あの男が居なきゃ、あの男が全て破壊したんだ……そう思ってた時、ボンって音がして…横路を見ると棚からクマの人形が落ちていた…僕が直しに行こうとした時……
クマの人形が立ち上がり…歩き出した!
「え、なんで?」
怖くなり、布団に蹲っていると…何か、キュッキュッと音がして布団の隙間から覗くと……何かボードに書いてる?恐る恐る見に行くと…
(私が助けてしんぜよう)
そう書かれてあった…少し怖いが話してみた…
「君は誰?なんで動けるの?」
(私の名前は『熊田熊夫』動ける理由はね、君を助けたいと思ったから)
「え?なんで僕?」
(まぁ…いいじゃん、とりあえず助けて欲しいか欲しくないか、それを聞かせてくれ)
適当だな……助けて欲しいけど…怖い……僕は下を向いたまま何も言えなくなった…少し黙ってたらまた書く音が聞こえた…
(怖いよね?でも今勇気出さないと、一生このままだ…君も君のお母さんも)
そう書いてあった……怖いけど…言わなきゃ変わらない、あの男に支配されるだけだ……
「助けて欲しい……」
僕は泣きながら起きたことを話して…熊田さんの方を見た。
(わかった!君は何もしなくてもいい、ただ私ともう1人の友達の前で本当の事を伝えればいい…君の安全は私たちが守る、少しだけもう1人のお友達の所に行くから、動かなくなるけど…気にしないでねあと、言ってくれてありがとう!)
そう書いてあって、熊田さんは動かなくなった……
「お、帰ってきたな?どうだった?」
「ふぅ…疲れた、成功したよ!」
「じゃ行くか……助けに」
また夜に、男が帰ってきた…今日もイライラしてる……
「飯は?」
「今から用意します」
「用意してろよ、使えねぇ女だな!」
そう言ってお母さんを、蹴ろうとしたその時、チャイムがなった。
「チッ誰だよ、こんな時間に…おいガキ、行ってこい」
そう言われ、玄関の方に向かってドアを開けたら…
「どうも〜正義のヒーロー登場でーす!」
そこに居たのは…公園の近くに居た、おじちゃんだった…
「なんでおじちゃんが?」
「おじちゃんってな、熊田ってやつに聞いたろ?とりあえず、入るぞ!」
「え、ちょっと待って…」
熊田さんの友達ってこの人なの?しかも土足だし…
「おぉ〜結構いい家じゃないか、しかも綺麗」
「あ?誰だお前?何他人の勝手に家入ってんだ?何しに来た!」
「正義のヒーロー参上です!あと何しに来たって…助けに来たんだよバカヤロウ!」
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます!
虐待を受けてた少年を助けに行く2人、勇気を出しクマのぬいぐるみ役を演じてた、ゆなに話してくれてた少年、そして家に入り込みめっちゃカッコつけてる空、今後どうなるのか
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