創造神の始まり
真っ暗。見渡す限り真っ暗な世界に、四つの光が生まれた。
しばらくはただようだけ。だが、四つの光があるだけでは、少し寂しく感じられた。
知性を持ったその光は、真っ暗なその世界の中心に神殿を創った。そして、その周りを囲うように輝く星々を創り出す。
四つの光は人の形を模すようになり、それらは創り出した星々の管理をするようになった。
やがて星が増えすぎて管理ができなくなったそれらは、星につき一つの新たなる管理者を創り、それを管理するようになる。
後にそれらは、神と呼ばれるようになる。宇宙の神だ。
そうして世界が成立した。創られた管理者――管理神と呼ばれる神が死に、次代に交代し、またその管理神が死に、次代に交代してしばらくたった頃。
また一つの光が生まれた。
それらに創られた管理神ではなく、それらと同じ存在。創造神である宇宙の神だった。
その光は寂しがり屋な光だった。ただひたすらに真っ暗な世界に生まれ、独りぼっち。
だから、その光は自分と同じ存在を創った。自分と同じ境遇で、自分と同じ考えで、自分と同じ姿の存在がほしかったのだ。
やがて二つの光も人の形を模すようになり、創られた光はそれの姉と呼ばれた。
二人の少女。鏡を通して、自身を見ているかのように見えるほどに似ている。
この世界史上初の双子神である。
これは、そういう二人の物語だ。




