第7話 なにかを待つのは辛いもの
蕎麦屋を発った後、学ランは俺をホテルに案内した後、この後に用事があるということと、明日の8時にホテルをチェックアウトできるように支度を済ませておくようにと言い残し、そのままホテルを後にした。
その後、俺はホテルの大浴場に入浴し、客室に用意されていた寝巻に着替えた後、ランドリーで今日着ていた服の洗濯などを寝る前の支度を済ませてから眠りについた。
翌日、6時30分にセットしていたアラームの音で目を覚ますと、ランドリーで洗っておいた服に着替えて食事場へと向かった。
8時になるまで余裕があったため、コーヒーを飲みながらゆったりと朝食をとり、7時半を少し過ぎた頃に部屋へと戻った。
食事を済ませた後にするべきことは歯を磨くことくらいで、旅支度をしてからここへ来たわけでもないので、特にすることもないので、チェックアウトを済ませて学ランが来るのをロビーで待つことにした。
それから何分か彼が来るのを待ち、7時50分ごろに昨日と変わらずに学ランを着ている男がホテルのロビーへと姿を見せた。
「チェックアウトは?」
「済ませた」
「なら行こうか」
軽くそんなやり取りをしてから俺たちは地下鉄道の駅へと向かった。
学ランが選んだホテルは駅に近い場所だったようで、徒歩で5分程度で到着した。
8時よりも少しだけ早く出発していたので、駅のホームで電車が来るのをしばらく待ってから到着した電車へと乗り込んだ。
「どのくらいで着くんだ?」
電車の中は電波が届いておらず、特にすることもなく暇だったので、俺は学ランに話しかけることにした。
「隣町とは言ったが、実際100㎞以上離れた場所に存在しているから2時間くらいかかったはずだ」
「遠いな」
「地下街を作っても問題ない場所はそこまで多くないからな。自然と距離が離れてしまうのだろうな」
「へぇ」
隣町の駅に着くまでの間、地下街について質問をしたり、無言のまま過ごしたりと、そんなことを何度か繰り返しつつ、到着までの時間は過ぎていった。
そして、電車に乗ってから2時間以上過ぎた頃、ようやく電車は隣町へと到着した。




