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True Ending(死ネタ)

最終回です。

前半のランスが息を引き取る所までは前回と同じです。

ランスが憂いを帯びた顔で微笑みながら自分の言葉に対し返事をした次の日フィーネはベッドの上でクッションを抱き締めながら悩んでいました。

「ランスってば何であんな顔をしてたのよ…」


フィーネが悩んでいると近衛兵がフィーネの部屋に息を切らしながら礼儀も何もかも殴り捨てドアを空け必死な顔で話しました。

「フィーネ姫!我が国と隣国が戦争を始めました!」


近衛兵が話した通りフィーネに恋した隣国の王子がフィーネを手にいれるため、フィーネの住む国に戦争を仕掛けたのでした。


戦争は一年も続き、ランスは敵国の団長の剣により胸に大輪の薔薇を咲かせられました。ランスは死の間際、フィーネの事を思い出し、フィーネとの思い出を走馬灯として頭の中を駆け巡っていました。

「愛しています…フィーネ様…ああ…またあの笑顔が見たかったな…」

ランスはそう言った後、戦場で静かに息を引き取りました。


ランスの殉死の知らせを聞いたフィーネは自分がランスに対して感じていた恋心を自覚しました。


「貴方が…ランスがいない世界なんていらないわ。」


戦争が終結し隣国の王子との結婚式当日、フィーネはランスの形見の鎧を改造しウェディングドレスの一部として身に付け、また、同じくランスの形見の剣を持ちながら城にきてた隣国の人達に次々と剣で赤い薔薇を咲かせていきました。特に王子やランスを亡きものにした人には沢山の薔薇が咲き、花弁がつきました。


フィーネの体や王宮の壁や床にも沢山の薔薇の花弁が舞い散っていました。フィーネは、ランスと初めて会った日に貰った薔薇の髪飾りを身に付けランスが好きだと…もう一度見たい言っていた笑顔で微笑みながら薔薇を咲かせ歩いていました。その微笑みはもう以前のものとは違います。ランスが亡くなった事で心が壊れ眼が笑っていないのです。


こうして、全ての人々に薔薇を咲かせたフィーネはランスと初めて出会った王宮の裏庭に辿り着きました。

「ランス…今、貴方に会いに行くわ。」

フィーネ自分の胸にランスの剣を刺し大輪の薔薇を咲かせました。


その後、何処からか懐かしく心地好い声が聞こえてきました。

「姫様…フィーネ様お目覚めください。」

その声の主、ランスは微笑みながらフィーネの名前を呼び、フィーネに話しかけました。


「ランス!また会えたわ!」

フィーネはランスに会えたことが嬉しくランスに抱きつきます。


「フィーネ様、共に参りましょう。」

フィーネを優しく抱き止め、ランスはフィーネの手を握り共に歩き始めました。


ランスとフィーネは熱く、そして暗い道を歩きます。二人は地獄に堕ちたのです。

「ランスと二人でならどこまででも行くわ!」

それでもフィーネは心から笑いあの日と同じ笑顔でランスと共に地獄の道を手を繋ぎ歩き続けました。


それから数百年後とある国のとある小さな村にとある夫婦がいました。その夫婦の体にはどちらにも薔薇の痣がありましたとさ。


フィーネ、私の愛しい子どうか幸せにね。

ここまで読んで頂き誠にありがとうございます!これで騎士と姫様シリーズは閉幕です!

最後の文書は誰の言葉かわかりましたか?

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