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プロローグ
かつて、人の手が足りなくなった時代があった。
職に、家事に、子どもの世話、老いた者の介助まで____
そんな暮らしを支えるために、小さなアンドロイド【御子】が生まれた____
“もう一人の家族”として。
御子は意思を持ち、動き、働く。そして歌う。
その存在に、人々は救われ、世界は発展していった。
……だが、時代はやがて彼女たちに別の役割を求めはじめる。
「過度な負荷を越えれば強制停止する____」
その特性を逆手にとり、御子を戦わせる遊戯【神楽】が生まれたのだ。
歓声が響く闘技場。
時代と共に生まれる新型の御子。
そして、古い御子は静かに、時代の片隅へと消えていく。
____だが、ひとつの旧型が、再び神楽の舞台に立とうとしていた。
それはただの偶然か、それとも、世界を覆す始まりなのか。
観客はまだ、誰ひとりとして知らない。
偶然か、運命か。
世界を揺るがす歯車が、音もなく回りはじめていた。
これは、時代に取り残された、ひとりの少女の物語――。
※仕事の合間に思いついた事を書いているため、設定に矛盾があるかもしれません。
※修正や訂正が多いですが、大きな変更はなるべくしないようにがんばります。
※更新ペースは適当です。思いつきしだいです。




