第24話 空そのものが汚れていたので、世界級の清掃を始めます
世界汚染の発生源《天蓋裂孔》。
ついに掃除対象が「空」になりました。
大陸中央。
元・黒天柱。
今。
白銀柱。
俺は。
空を見ていた。
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《世界汚染発生源》
《天蓋裂孔》
推奨清掃レベル:950
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「空を掃除」
さすがに。
初めて。
床。
壁。
玉座。
魔物。
街。
王都。
世界終末級生命体。
色々。
掃除した。
でも。
空。
どうやって。
掃除するんだ?
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《世界核の欠片》
《経路表示》
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目の前。
光。
道。
出る。
上。
ずっと。
上。
「登れってこと?」
グラディオス。
見る。
グルル……。
嫌そう。
でも。
乗せてくれた。
「助かる」
俺。
背中。
乗る。
「行こう」
バサッ!
翼。
広がる。
上昇。
雲。
抜ける。
さらに。
上。
空気。
薄い。
寒い。
「大丈夫?」
グラディオス。
ちょっと。
苦しそう。
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《従属魔獣・高高度限界接近》
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「やっぱり」
このまま。
無理。
その時。
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《称号:超越清掃員》
《清掃用具への機能付与が可能》
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「機能付与?」
モップ。
見る。
何。
付ける。
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《必要機能を選択》
・飛行
・空間移動
・環境耐性
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「全部」
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《選択》
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ピロン。
アブソリュートモップ。
光る。
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《神魔清掃具・アブソリュートモップ》
新機能:
《飛行》
《空間移動》
《完全環境耐性》
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「……モップ飛ぶの?」
俺。
試す。
跨がる。
一瞬。
迷う。
「これ」
完全に。
魔女じゃない?
でも。
仕方ない。
グラディオス。
降ろす。
「ここまでありがとう」
グルッ。
頭。
擦りつけてくる。
「帰っていいよ」
俺。
モップ。
跨がる。
「飛行」
ふわっ。
「おお」
飛んだ。
普通に。
飛んだ。
「便利すぎるな」
そのまま。
上。
上。
さらに。
上。
やがて。
空。
色。
変わる。
青。
↓
紺。
↓
黒。
そして。
見えた。
「……あれか」
空。
巨大な。
亀裂。
何千キロ?
分からない。
黒い。
割れ目。
そこから。
汚れ。
漏れてる。
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《天蓋裂孔》
汚染度:100%
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さらに。
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《周辺空間汚染度》
92%
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「まず周り」
俺。
モップ。
構える。
「超広域清掃」
シュッ!
光。
宇宙。
みたいな。
空間。
走る。
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《天蓋裂孔周辺空間を清掃》
MP+24,000,000
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ピロロロロン!
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LV861 → LV889
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「あと61で950」
もう一度。
シュッ!
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《高濃度世界汚染を浄化》
MP+27,000,000
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ピロリン!
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LV889 → LV917
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「917」
あと33。
さらに。
俺。
亀裂の端。
黒い。
汚れ。
見る。
「ここ」
モップ。
当てる。
キュッ。
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《天蓋裂孔外縁部を清掃》
MP+18,000,000
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ピロリン!
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LV917 → LV936
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「あと14」
一気。
近い。
でも。
その瞬間。
亀裂。
開く。
「ん?」
中。
巨大な。
目。
また?
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《???》
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初めて。
名前。
出ない。
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《世界外存在を検知》
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「世界外?」
声。
響く。
『見つけた』
「はい?」
『清浄者』
嫌な。
予感。
『我が世界を汚した男』
「逆ですけど」
『貴様が清めたことで』
巨大な目。
開く。
『我への道が開いた』
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《世界外存在》
《虚無王・ネグラ》
LV:980
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「980」
高い。
今まで。
一番。
強い。
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《総合戦闘力》
虚無王・ネグラ
8,800,000
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俺。
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6,900,000
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負けてる。
かなり。
その時。
虚無王。
笑う。
『世界は』
黒い。
何か。
亀裂から。
溢れる。
『我が汚す』
「迷惑ですね」
『そして』
さらに。
『貴様も』
黒い波。
俺。
飲み込む。
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《世界外汚染を受けています》
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「汚れた?」
服。
モップ。
身体。
黒い。
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《自己汚染度》
12%
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「…………」
ぷちっ。
何か。
切れた。
『どうした』
「俺」
自分。
見る。
「さっき」
一拍。
「綺麗にしたばっかりなんですけど」
『だから何だ』
「汚しましたね?」
『……何?』
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《清掃妨害排除》
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発動。
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全能力+100%
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総合戦闘力。
跳ねる。
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6,900,000
↓
13,800,000
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「お」
虚無王。
黙る。
『…………』
俺。
まず。
自分。
「清浄化」
シュッ。
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《自己汚染を完全除去》
MP+9,800,000
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ピロリン!
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LV936 → LV951
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「950超えた」
これで。
天蓋裂孔。
推奨レベル。
到達。
そして。
虚無王。
LV980。
あと29。
俺は。
モップ。
握る。
「ちょうどいい」
『何がだ』
「ここの掃除」
一拍。
「終わった頃には」
俺。
虚無王。
見る。
「あなたも掃除できそうです」
『……何を言っている』
今度は。
向こうが。
困ってる。
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《新規清掃対象を確認》
《虚無王・ネグラ》
汚染度:100%
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やっぱり。
俺は。
笑った。
「よかった」
『何がだ!』
「掃除対象です」
『待て』
「無理です」
『なぜだ!』
もう。
何度目だろう。
答え。
同じ。
「100%」
モップ。
構える。
「汚れてるので」
お読みいただきありがとうございます!
レン――
LV951
到達。
そして現れたのは、
世界外存在《虚無王・ネグラ》
LV980。
レンより上の存在が、ついに登場しました。
次回――
LV980の虚無王を掃除していたら、レベルが999目前になりました




