第22話 世界終末級災害が汚れていたので、出張清掃に向かいます
世界終末級災害《黒天柱》。
レン、黒翼竜に乗って出張清掃へ向かいます。
魔王城。
会議室。
俺。
魔王。
ゼルガ。
ガルド。
さらに。
王国側。
通信水晶。
エルナ。
ローデル。
国王。
全員。
黒天柱。
見てる。
地図。
中央。
真っ黒。
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《大陸中央・黒天柱》
汚染度:100%
推奨清掃レベル:750
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「黒天柱は」
魔王ヴァルグレン。
低い声。
「古代世界を一度滅ぼしかけた災害だ」
「一度?」
「記録では」
ローデル。
通信越し。
「出現から7日で大陸全土が黒い雨に覆われたと」
「7日」
短い。
「現在」
エルナ。
資料。
読む。
「出現から」
一拍。
「8時間」
まだ。
間に合う。
「放置すると?」
俺が聞く。
ヴァルグレン。
答える。
「世界汚染率が急上昇する」
その瞬間。
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《世界汚染率》
16.8%
↓
17.1%
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「あ」
増えた。
「レン?」
「はい」
「何か見えたか」
「0.3%増えました」
部屋。
静か。
「もう?」
エルナ。
顔。
青い。
「速度が早い」
俺。
地図。
見る。
大陸中央。
遠い。
かなり。
「どうやって行くんです?」
「飛竜を使う」
ゼルガ。
言う。
「最速で」
一拍。
「2日」
「遅くないです?」
「大陸中央だぞ!」
2日。
その間。
汚染。
増える。
俺。
考える。
そして。
ふと思う。
「グラディオス」
「何だ?」
「黒翼竜」
「ああ」
「速いです?」
ゼルガ。
目。
開く。
「……あいつなら」
「どれくらい」
「半日」
いい。
「借ります」
「待て」
ゼルガ。
止める。
「グラディオスは」
廊下。
外。
咆哮。
グオオオオオ!
窓。
見る。
黒翼竜。
来た。
俺。
見た。
嬉しそう。
尻尾。
振ってる。
「呼んだ?」
「いや」
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《称号:魔獣王》
《従属魔獣が呼びかけを感知》
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なるほど。
便利。
「行くか?」
俺。
黒翼竜。
聞く。
グルッ!
頭。
下げる。
「行くみたいです」
ゼルガ。
遠い目。
「会話できてるのか」
「なんとなく」
俺。
荷物。
持つ。
モップ。
雑巾。
ブラシ。
洗剤。
ガルド。
見る。
「今回は」
一拍。
「何日?」
「分かりません」
「そうか」
追加。
洗剤。
渡す。
「業務用」
「助かります」
世界終末級災害へ。
業務用洗剤。
なんか。
安心。
正門。
グラディオス。
乗る。
初めて。
「高いな」
翼。
広げる。
バサッ!
浮く。
「うわっ!」
速い。
魔王城。
小さくなる。
大陸。
広がる。
山。
森。
川。
そして。
遠く。
黒天柱。
でかい。
空。
突き刺してる。
黒い雷。
周囲。
何百キロ。
空。
暗い。
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《汚染領域へ接近》
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さらに。
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《大陸中央部》
汚染度:68%
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「ひどいな」
グラディオス。
唸る。
苦しそう。
黒い雨。
鱗。
当たる。
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《従属魔獣に汚染蓄積》
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「まずい」
俺。
モップ。
背中。
当てる。
「清浄化」
シュッ。
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《黒翼竜・グラディオスを浄化》
MP+460000
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元気。
戻る。
「よし」
さらに。
飛ぶ。
黒天柱。
近い。
近づくほど。
巨大。
「柱って」
違う。
あれ。
何か。
生きてる?
表面。
脈打ってる。
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《対象解析》
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少し。
待つ。
そして。
表示。
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《黒天柱》
分類:
世界寄生型生命体
LV:720
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「生き物?」
さらに。
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《清掃対象》
汚染度:100%
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やっぱり。
掃除できる。
俺。
地面。
降りる。
周囲。
真っ黒。
土。
草。
岩。
全部。
汚染。
黒天柱。
目の前。
見上げても。
頂上。
見えない。
「……でかいな」
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《推奨清掃レベル:750》
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俺。
527。
差。
223。
普通なら。
無理。
でも。
周り。
全部。
汚れてる。
つまり。
先に。
周囲を掃除すれば。
レベル。
上がる。
俺。
モップ。
持つ。
「まず」
地面。
見る。
「足元から」
シュッ!
ブワアアアア!
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《黒天柱周辺・第1汚染区域を清掃》
MP+4,800,000
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ピロロロロン!
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LV527 → LV554
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「27」
次。
シュッ!
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《第2汚染区域を清掃》
MP+5,200,000
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ピロリン!
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LV554 → LV581
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さらに。
シュッ!
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LV581 → LV609
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「600超えた」
黒天柱。
震える。
ドゴオオオオ!
黒い。
触手。
地面。
出る。
俺。
見る。
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《清掃妨害》
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「また?」
触手。
飛ぶ。
俺。
モップ。
振る。
バシン!
全部。
吹き飛ぶ。
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《清掃妨害排除》
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全能力。
上昇。
俺。
そのまま。
清掃。
シュッ!
シュッ!
シュッ!
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LV609 → LV638
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LV638 → LV667
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LV667 → LV699
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「699」
あと。
1。
妙に。
惜しい。
俺。
地面。
隅。
小さい。
黒い。
染み。
見つける。
「これ」
キュッ。
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《微小汚染を除去》
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ピロリン!
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LV699 → LV700
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「700」
なんか。
嬉しい。
でも。
推奨。
750。
まだ。
50。
その瞬間。
黒天柱。
開く。
「え?」
表面。
裂ける。
巨大な。
目。
出る。
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《黒天柱・中枢覚醒》
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そして。
声。
頭。
響く。
『清浄者』
「はい?」
『世界を』
低い。
『汚すな』
「逆じゃない?」
『世界は』
一拍。
『汚れてこそ完成する』
意味。
分からない。
俺。
モップ。
構える。
「まあ」
見上げる。
「とりあえず」
黒天柱。
汚染度100%。
「掃除しますね」
巨大な目。
見開く。
『待て』
「無理です」
『なぜだ』
「100%汚れてるので」
俺。
アブソリュートモップ。
両手。
握る。
「次」
一拍。
「本体やります」
お読みいただきありがとうございます!
黒天柱は、ただの災害ではありませんでした。
世界寄生型生命体
LV720。
レンは周辺清掃だけで――
LV700
へ。
次回――
世界終末級生命体を本気で掃除したら、レベルが一気に800を超えました




