第21話 世界を掃除する前に、魔王城へ帰って通常業務に戻りました
世界規模の清掃クエストが発生。
でもレンは、とりあえず職場へ戻ります。
王都。
清掃率100%。
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《緊急清掃クエスト達成》
《王都全域》
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そして。
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《メイン清掃クエスト更新》
《世界を清掃せよ》
推奨清掃レベル:999
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俺は。
その表示を。
しばらく見ていた。
「世界……か」
大きい。
さすがに。
かなり大きい。
でも。
今すぐ。
行くべきか。
少し考える。
そして。
俺は。
決めた。
「帰ろう」
エルナが。
固まった。
「……え?」
「魔王城に」
「帰るんですか?」
「はい」
「世界を掃除するんですよね?」
「そのうち」
「そのうち!?」
だって。
俺。
魔王城清掃部。
職場。
魔王城。
王都。
出張。
長かった。
そろそろ。
戻らないと。
「通常業務が」
「通常業務!?」
「溜まってると思うので」
エルナ。
頭を抱えた。
「世界規模のクエストより」
「はい」
「廊下掃除?」
「仕事なんで」
沈黙。
大神官ローデル。
なぜか。
頷く。
「……なるほど」
「納得しないでください!」
エルナが。
叫んだ。
翌日。
俺は。
魔王城へ戻った。
「ただいま戻りました」
正門。
兵士。
一斉に。
敬礼。
「「「お帰りなさいませ!!」」」
「普通でいいですって」
中。
廊下。
すれ違う魔族。
俺を見る。
止まる。
頭。
下げる。
「レン様!」
「だから様は」
最近。
完全に。
定着してる。
清掃部。
扉。
開ける。
「戻りました」
ガルド。
机。
書類。
山。
俺を見る。
一言。
「遅え」
「すみません」
「王都全部掃除してたらしいな」
「はい」
「邪神も?」
「守護神でした」
「そうか」
ガルド。
もう。
驚かない。
強くなったな。
「で」
俺は。
部屋を見る。
「仕事」
ガルド。
紙。
渡す。
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本日の清掃予定
・北棟第4廊下
・厨房裏
・魔王城倉庫
・訓練場
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「普通」
「普通だ」
なんか。
安心する。
俺は。
モップ。
持つ。
「じゃあ」
「レン」
「はい?」
ガルド。
追加。
紙。
渡す。
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緊急清掃依頼
《魔王城外壁》
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「外壁?」
「王都行ってる間に」
ガルド。
窓。
指差す。
外。
黒い。
何か。
びっしり。
「何ですあれ」
「空から降ってきた」
「空?」
「黒い雨」
嫌な予感。
俺。
見る。
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《未知汚染物質を検知》
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「未知?」
外。
行く。
城壁。
触れる。
黒い。
粘つく。
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《世界汚染由来物質》
《虚無煤》
汚染度:72%
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「世界汚染」
ついに。
こっちまで。
来たか。
俺は。
モップ。
構える。
「広域清掃」
シュッ!
ブワアアアア!
外壁。
光。
黒い煤。
消える。
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《魔王城外壁を完全清掃》
《世界汚染物質を浄化》
MP+3,200,000
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ピロロロロン!
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LV500 → LV527
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「27」
さらに。
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《世界汚染率》
17%
↓
16.8%
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「0.2%?」
少ない。
世界。
広い。
当たり前か。
その時。
空。
暗くなる。
「ん?」
黒い雲。
集まる。
でも。
普通の雲じゃない。
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《世界汚染反応増大》
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そして。
地図。
出る。
赤い。
巨大な。
点。
大陸中央。
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《大陸中央・黒天柱》
汚染度:100%
推奨清掃レベル:750
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「750」
俺。
現在。
527。
ちょっと。
足りない。
でも。
その瞬間。
空。
黒い。
雷。
走る。
ドオオオオオン!
魔王城。
揺れる。
ゼルガ。
走ってくる。
「レン!」
「はい」
「外を見ろ!」
見てる。
遠く。
地平線。
黒い。
柱。
空まで。
伸びてる。
「何ですあれ」
ゼルガ。
顔。
青い。
「古代記録にある」
「はい」
「世界終末級災害」
一拍。
「黒天柱だ」
俺は。
表示を見る。
汚染度。
100%。
「……汚いですね」
ゼルガ。
額。
押さえた。
「お前の感想は毎回それだな」
仕方ない。
だって。
汚れてる。
俺は。
モップを握った。
通常業務。
戻ったばかり。
だったのに。
また。
出張。
らしい。
お読みいただきありがとうございます!
王都清掃を終えたレン、魔王城へ帰還。
現在LV527。
そしてついに世界汚染の中心、
《大陸中央・黒天柱》
が出現しました。
推奨清掃レベル――750。
次回――
世界終末級災害が汚れていたので、出張清掃に向かいます
通常業務、また中断です。




