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18/30

第18話 封印されていた邪神が汚れていたので、モップを向けました

王国建国以前から封印されている邪神。

800年間、誰も近づけませんでした。

当然、掃除もされていません。



王都地下。


封印聖堂。


入口。


そこには。


巨大な石扉。


何重もの鎖。


魔法陣。


札。


全部。


光っている。


「……すごいな」


「近づかないでください」


大神官ローデル。


杖を持つ。


顔。


真剣。


「この先には」


「邪神?」


「はい」


「どんなのです?」


「分かりません」


「分からない?」


「800年間」


ローデル。


石扉を見る。


「誰も中を見ていない」


なるほど。


「じゃあ」


俺は。


扉の埃を見る。


「相当汚れてますね」


「そこ!?」


エルナ。


叫ぶ。


でも。


本当に。


汚い。


800年。


誰も掃除してない。


==========


《封印聖堂・入口》


清掃可能


==========


「まず入口」


「待ってください!」


俺は。


モップ。


シュッ。


==========


《封印聖堂入口を清掃》


MP+980000


==========


「98万!?」


ピロリン!


==========


LV226 → LV244


==========


「18」


さらに。


鎖。


汚い。


シュッ。


==========


《封印鎖を清浄化》


MP+620000


==========


その瞬間。


鎖。


光る。


「なっ!?」


ローデル。


驚く。


「封印術式が」


「何です?」


「強化されている!」


==========


《封印鎖》


劣化率:63%


↓


0%


==========


「掃除したからですかね」


「そんなわけ……」


言いかけて。


やめた。


最近。


みんな。


否定しなくなってきた。


扉。


魔法陣。


札。


全部。


掃除。


==========


《封印聖堂外郭を完全清掃》


==========


ピロリン!


==========


LV244 → LV261


==========


そして。


扉。


開く。


ギギギギギ……。


「……開いた」


「封印は?」


ローデル。


確認。


「正常です」


「じゃあ大丈夫ですね」


「何が大丈夫なのか分かりません!」


中。


暗い。


俺。


進む。


エルナ。


ローデル。


ダリウス。


後ろ。


王国騎士。


みんな。


ついてくる。


通路。


黒い。


壁。


床。


天井。


全部。


汚染。


==========


《高濃度邪気を検知》


==========


「邪気?」


「それが」


ローデル。


答える。


「邪神の力です」


「掃除できます?」


「普通はできません!」


普通。


俺には。


あまり関係ない。


モップ。


振る。


「広域清掃」


シュッ!


ブワアアアア!


黒い邪気。


一気に。


消える。


==========


《高濃度邪気を浄化》


MP+1,200,000


==========


「120万」


ピロリン!


==========


LV261 → LV283


==========


奥。


さらに。


扉。


開く。


そして。


巨大な空間。


中央。


何か。


いる。


いや。


何か。


というより。


塊。


黒い。


肉。


角。


目。


腕。


何本ある?


分からない。


巨大。


天井近くまで。


『……人間』


声。


響く。


『我を解放しに来たか』


「違います」


即答。


『何?』


「掃除です」


沈黙。


邪神。


固まった。


後ろ。


人間たち。


固まった。


『……掃除?』


「はい」


俺は。


邪神を見る。


ものすごい。


汚い。


==========


《対象確認》


《封印邪神・ザグラ=ネヴァ》


LV:580


==========


「580」


高い。


でも。


次。


==========


《清掃対象》


封印邪神・ザグラ=ネヴァ


汚染度:100%


推奨清掃レベル:700


==========


「100%」


ひどい。


完全に。


汚れてる。


『貴様』


邪神。


怒る。


『我を何だと思っている』


「邪神?」


『ならばなぜ』


一拍。


『モップを向ける!』


「汚れてるからです」


『ふざけるな!』


ドンッ!


邪気。


爆発。


エルナたち。


吹き飛ばされそうになる。


俺。


立つ。


==========


《覇王威圧》


自動発動


==========


ドン!


邪気。


止まる。


『……!?』


邪神。


目。


見開く。


『何だ』


一歩。


下がる。


『その圧は』


「知らないです」


本当に。


知らない。


でも。


今。


俺。


LV283。


相手。


580。


まだ。


負けてる。


はず。


ただ。


俺の総合戦闘力。


==========


1,420,000


==========


邪神。


==========


1,310,000


==========


「あ」


上だった。


『貴様』


邪神。


震える。


『何者だ』


また。


それ。


俺は。


モップを構える。


「清掃員です」


『嘘をつけ!』


最近。


誰も信じてくれない。


邪神。


攻撃。


黒い触手。


何十本。


飛んでくる。


俺。


モップ。


振る。


「広域清掃」


シュッ!


光。


触手。


包む。


ジュウウウウウ!


『ぎゃああああああ!?』


==========


《邪神外殻を清掃》


《邪気を浄化》


==========


MP+2,400,000


==========


ピロロロロン!


==========


LV283 → LV317


==========


「34上がった!」


『や、やめろ!』


邪神。


後退。


「まだ」


俺は。


見る。


==========


《汚染度》


100%


↓


83%


==========


「83%残ってます」


『待て!』


「無理です」


『なぜだ!』


「中途半端は」


一拍。


「気持ち悪いので」


俺は。


アブソリュートモップを。


両手で握った。


『やめろおおおおおお!』


封印されて800年。


人々に恐れられ。


王国最高機密として扱われてきた。


邪神。


その日。


初めて。


自分を見て。


恐れもしない。


戦おうともしない。


ただ。


汚れとして認識する男


に出会った。


そして。


邪神は。


悟った。


こいつ。


絶対に。


最後まで。


掃除する。

お読みいただきありがとうございます!


ついに邪神級へ突入。


邪神ザグラ=ネヴァ、LV580。


レンは現在――

LV317。


そして邪神の汚染度は、

100% → 83%


次回――

邪神を完全に掃除したら、王都から呪いが消えました


レン、まだ17%しか掃除していません

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