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猫と旅する漂流者  作者: 與吉
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初めての『東の森』探索へ・・・。

『東の森』への探索はMAPで確認する以上に慎重に進むことになった。

森の手前までは順調に歩き進めていたのだが・・・

『東の森』からの敵にも似た視線を感じジン達は


「どうしようか・・・」

『何か凄い視線を感じる・・・』

『ねらわれている・・・?』


ジンはMAPで森の向こう側の赤マーカーの数を把握していたのだが

ソラやシロは周囲の気配で自身に向けられた敵意ある視線に敏感に感じていた。


「さて、どうしたらいいものか・・・」

『この視線は敵意ある感じだけど・・・』

『にげるの?たおすの??』

「逃げないよ・・・逃げてもいずれ戦うことになるし・・・ね。」

『それで・・・視線の数はどれくらいなの?』

『む~』


ジンはMAPに視線を向け赤マーカーを数えていく・・・

赤マーカーの数が20を超えたあたりで・・・「はぁ~、多すぎ・・。」と呟き


「最低でも20は越えてるね・・・

それ以上に森の奥からも反応があるし・・・

すべてを相手にするのは無理だけど襲ってきた相手は倒したいね。」

『ここから魔法をぶち込む~?』

『まほういっせいしゃげき~?』


ジンは少し考え込みソラやシロを囲むように『土壁』で周囲を囲む。

『土壁』の厚さを50㎝にし灰犬や黒犬からの襲撃に備える。

高さ2mの幅5mの『土壁』で四方を囲みに活動拠点にし

攻撃用に中央部分を5mの監視塔にしジン達は森を見つめていた。

『土壁』と監視塔を作り上げた事によりジンの魔力は枯渇ぎりぎりになり

この日は昼前に食事をし監視塔内部の小部屋で魔力回復と昼寝をするのだった。


ジンのアイテム内には露店で購入した『串焼き』などが大量に購入されていたり

ソラやシロにマジックバックにも好きな『串焼き』や『焼き鳥』などが保管されており

食料不足で街へ帰還することが無いように大量の料理や食材に溢れていた。

その中でもジンは果物や少量ではあるが果実酒なども保管していたり

ソラは干物や『焼き鳥』などが多めにあり

シロは『串焼き』や『煮込み料理』に干し肉などが多めに所持していた。


ジンは小部屋の小窓から『東の森』を見つめながら林檎を頬張り

ソラとシロは『串焼き』や『焼き鳥』を頬張り


「今日はこのまま魔力回復しつつ監視をしてようか~」

『もしも襲ってきたら?』

『ねらいうつ?』

「『土壁』を突破されることは無いと思うけど・・・

もしもの時は全力で討伐しよう!」

『おぅ~、キッチリ倒します!』

『おぅ~、たおす~!』

「その時は僕も『魔法弾ボルト』で向かう撃つよ!」


ソラとシロはコクコクと頷きあい

黙々と『串焼き』と『焼き鳥』を間食するのであった。

間食なのに満腹になりソラとシロはジンの膝の上で丸くなり眠り始める。

ジンは毛皮を敷き、その上に布団を広げジンは胡坐をかくように座り。

膝の上のソラとシロを撫でながらMAPで外部の監視をしていく。


MAPに映る赤マーカーの数は依然20を超えていた。

周囲にはジン達以外の冒険者の反応はなく

監視塔の周りは草原からは何の反応もなく

『東の森』に注意をしていれば大丈夫な状況になっていた。


時間が昼から夕方になるころには赤マーカーの数も減り

『東の森』の赤マーカーの反応は13まで減ってはいたが

赤マーカーが集まり群れになり行動を共にしており

群れで行動を共にしている灰犬か黒犬が集団でジン達を狙っていることに気付く


「灰犬か黒犬か・・・群れを相手に戦うのは苦手だが・・・」


監視塔から遠距離狙撃で狙い撃てば大丈夫かな?

ソラやシロがいるし遠距離狙撃で十分な気もするが・・・

それにしても薬草採取場所よりも赤マーカーに最初に遭遇するとは・・・


周囲が暗くなりジンが生活魔法で小部屋を明るくする。

厚手のマントがあるから寒くはないのだが

小部屋の隅に土魔法で暖炉と煙突を作り上げ部屋を暖め始める。


「流石にお風呂は無理だな・・・生活魔法で綺麗にすればいいか。

それと活動拠点の周囲の『土壁』を補強して就寝かな・・・。」


暖炉で『串焼き』と『焼き鳥』を炙り

晩御飯の準備をしていると布団の上で丸くなっていたソラとシロが目を覚まし


『『串焼き』のいい匂いが~』

『おいしそうなにおい~』

「そろそろ晩御飯にしようか~」

『『おぅ~』』


ジンは炙りあがった『串焼き』と『焼き鳥』を小皿に盛り付け

アイテムからパンやミルクの小瓶などを取り出したり

『煮込み料理』やサラダを皿に小分けし

最後に果実酒をコップに注ぎ食事の準備が完了し


「それじゃ、いただきます~」

『『いただきます~』』


ジンが手を合わせて食事の合図をし食事が始まる。

始まるといってもソラとシロの食事はジンが食べさせているので

ジンは交互にソラとシロの口に『串焼き』や『焼き鳥』を食べさせていく。

ジンのその合間にパンを食べたりのんびり食事をしていた。


今日は街から『東の森』へ移動し活動拠点を作り上げただけで

いつもよりは食欲が無いジンであったがソラとシロは相変わらず食欲旺盛であった。

『串焼き』や『焼き鳥』を5本ずつ食べ最後に林檎を頬張り

ソラやシロは眠くなったのかジンに抱き着きながら眠り始めたので


「ほらほら寝る前に魔法で綺麗にするよ~」

『『あい~』』


魔法でソラとシロの身体を綺麗にし撫でながら布団へと運ぶのだった。

暖炉に薪を追加し部屋を暖かくしてからソラとシロを抱きながら眠り始めるのだった。


寝る前にMAPを展開し赤マーカーの動きを監視していたが

『土壁』に体当たりをする灰犬や黒犬はいたが『土壁』を突破する事は叶わなかった。

それ以前に『土壁』を飛び越えるモノをおらず灰犬や黒犬相手なら現状で大丈夫だった。


明日は夜明けとともに『東の森』へ一斉射撃する予定なので

森への探索中は朝と夜の修練は止める事になる。


ジン達が『東に森』へ探索へ出かけたその日に

『東の森』に塔が現れたことが街で噂されることになる。

もっとも冒険者ギルドの一部の者たちは誰が塔を作り上げたのかを薄々気が付いていた。


それ以上に『東の森』の入口で塔を作り上げ何をしているのかと考えていたが

ジン達の過剰戦力を考えると慎重すぎるような気もしたが

ある一部の者たちはジン達はいきなり戦うよりも

作戦を立て優位になってから戦う事を知っていた。

その為、『東の森』で何かあったのかと考えるものが出始めていたのだが・・・

今の『東の森』の現状を知ることは後になってからだった。

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