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おじいさんの ごきょうくん  作者: Kengosan
第4章 わらしべ
39/400

第39回 わらしべ 3

おじいさんのありがた~い おはなし。

小学生レベルの漢字を使用しています。

 さて、やっとのことで、又八は、「はつせ」にたどりつくことができたそうな。

「はせでら」までの長い参道には、いろいろな食べ物やや、おみやげを売る店がならんでいて、「わらしべまんじゅう」、「わらしべせんべい」、「わらしべなりきりきっと」、「わらしべちょうじゃのわら」、「ぼくとう」などが売られていたそうな。


 入り口の門から、ながーい通路を登って、やっと、ほんどうにたどりつくと、又八は、それからずっと、祈りつづけたそうな。

 

 夜になって、お寺のお坊さんが、

「熱心なことですなぁ、しかし、今日は閉山です。おかえりなさい。」

「おら、21日お祈りを続けなければ、ならないんだ。」

「ほう、感心なことだ、三七日まいりですね。」

「だから、ここから帰るわけにはいかねえだ。」

「いえいえ、また明日いらっしゃい。21日間、一日も欠かさず、来るんですよ。」

「おらの家に帰ったら、明日までにもどってこれねえだ。」

「ふもとまで、おりれば、宿はありますよ。とにかく、今日は閉山です。」

といわれて、しぶしぶ、又八は帰ったそうな。


 それから、又八は毎日欠かさず、入口の門から、なが~い通路を登って、ほんどうでお参りをしたそうな。すると21日目の夜、又八のまくらもとに

「これ、又八、おきなさい。」

「ん?なんだぁ。」

「わしは、かんのんじゃ。」

「おーっ!かんのんきたー!」

「さわぐな。おまえは何をのぞんでおるのじゃ。いまいち、よくわからんのじゃ。」

「おら、えんむすびくいてえ。」

「えんむすびは、くえんのじゃ。」

「くえんのか。わんちゃんあるって、かーちゃんがいってたんだ。」

「わんちゃん?」

「わんちゃん、よめさん来るって」

「よめさんか?おお、えんむすびじゃの。」

「それから、わらをこうかんしろって。」

「それの。あれはうまくいったがのう。あの後『わらしべちょうじゃ』が、はやってのう。みんな同じことをねがうんじゃ。」

「そっか。みんなちょうじゃになったんか?」

「そんなことはないのう。さいきんではみんなおみやげに買っていっちょるわい。そもそもわしは『最初にさわったものを大事にもっていなさい。』って言ったんじゃがのう。」

「こうかんはなしか?」

「ああ、貴族の娘とくっつけてやろうと思ったんじゃ。それが、自分が着とった『わらみの』のわらをひろってのう。あせったが、うまくやったもんじゃ。」

「それ、かんのんさまのおかげじゃないんか。」

「ああ、わしはえんむすびが、専門じゃ。」

「おお、えんむすび、わんちゃんか。おらそれがいい。」

「よしよし、それでは明日、ほんどうで参って、門から出て、最初にさわったものを大切にするんじゃぞ。」

というわけで、又八は、よく朝、喜んで寺にむかったそうな。



【ごきょうくん】

おじいさんとのやくそくだよ。

かんのんさまのおつげは、まもろうね。



【ごきょうくん】が大事

基本ひらがな書きです。

子孫が寝る前におはなししてあげてください。


確かに「最初に触ったものを持ってろ」で、「交換しろ」ではないですよね。



読んでいただいてありがとうございます。

みなさんの高評価が創作の励みになります。

いいね、ポイント、感想 よろしくお願いします。


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