↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「嘘。」  作者: 瑠依華
PR
3/3

第2話「はじめまして?」

翌朝。私は、いつも通り登校する。

学校に着いてから、光と、来海に

「ねえ、奏磨って子知ってる?」

私は、ただ聞いただけなのに2人は持ってたものを落とした。

「は?なんだ?あいつのこと知ってんのか?」

そう、私に聞く光の隣で来海が一生懸命首を縦に振る。私は、不思議に思いつつも、

「昨日、保健室で会っただけだよ。」

光と来海は目を合わせ頷いてから、

「なーんだ。そういうことか。遥は、知らないの?希夜くんのこと。」

一拍おいてから、

「うん、知らない。」

と答えた。

「希夜くんはね、2年B組のちょーイケメンで、頭がいい人だよ。でも、口数は少なくてちょー態度は冷たいんだよねー。」

来海が言ったのに追加するように、光が

「そうそう、でもあいつほんとは優しいんだよな。心許してるだけにしか、笑わねー奴だし。ちなみに、俺、奏磨とともだちー。」

そうなんだ。そう、心で思いながら、次の授業の準備をした。


キーンコーンカーンコーン

そして、昼休み。

「ねーねー、遥。ご飯一緒に食べよ?」

来海が、授業が終わるやいなや、速攻で遥の元へ来た。後ろから、光が遅れてやってきた。

「わりぃ、少し遅れた。こいつも連れてきた。」

まさか、と思いつつ光の後ろの方をみると、あの希夜奏磨がいたのだ。

「…!光!? あ、えっと、昨日は申し遅れました。香織 遥です。」

パニックになっていたら、奏磨がペコリと頭を下げた。

そこからは、あまり覚えていない。あっという間に、放課後になっていた。

帰る準備をしていたら、

「香織さん、これ頼めるかしら?」

先生に呼ばれ、プリントを渡された。先生いわく、家庭科室に持って行ってほしいとのことだった。

不思議に思いつつも、家庭科室へ運んでいく。家庭科室について、扉を開けると、そこにいたのは、希夜くんだった。 

「あの、帰らないんですか?」

そう、問うと

「…帰りたくないだけ。それより、香織さんは何をしに来たんですか?」

言葉を濁されたが、

「先生に頼まれプリントを運びに来ました。」

と、答えた。

「そう」

たった一言だけだった。でも、綺麗だ。茜色の夕日が希夜くんを照らしていた。

私は、急いでプリントを机に置いて家庭科室を後にした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。