第9話「赤髪狐ロリっ子に会った」
一方その頃Kundkoはこもえと一緒に公園に来ていた。
「いいの?なんの変哲もない公園とかで遊ぶって…」
「こういうところで遊ぶのが一番楽しいから…」
「そっか。それじゃあ早速…」
「…先にトイレに行ってくる。ちょっと待ってて…」
「…あぁ、了解。それじゃあベンチで座って待ってるから」
こもえがトイレに行ったのを確認してKundkoはベンチに座った。二つ設置されているベンチの片方には小さくちょこんと座った赤髪狐耳の幼女がいた。
とにかく先に買っていたハンバーガーとポテトをKundkoは食べ始めた。すると…
じいぃっとこっちを狐ちゃんが見つめていた。
「……(スッ)」
「!!」
ちょっと多めに買っておいたハンバーガーを一個あげた。
「!!!あっ…いや…ほ、ほしいとかそういうのは…!!!」
「まあまあ、せっかくだからどうぞ。」
「…せっかくだから…いただきます…」
顔も赤らめながらその子はハンバーガーを食べはじめた。小さな口を必死に大きく空けて幸せそうな表情を浮かべていた。それをみてKundkoは微笑ましくしているとこもえが帰ってきた。
「あぁこもえ、おかえり。先にご飯食べちゃってるから。」
「あれ?かおるちゃん。こんなところで何してるの…?」
「へ?こ、こもえちゃん?!な、何してるってえっと…!」
どうやら知り合いだったらしい。
「Kundko、この子はかおるちゃん。わたしとおねえちゃんとの昔からの知り合いの子なの。」
「よろしくね。かおるちゃん。自分はKundkoだよ。」
「くんどこ…?よ、よろしくね…」
すると…プルルル
ビグッ!!
こもえの鞄に入った電話がなってかおるが驚いた。
「もしもし。え?あ、そうですか…すぐに取りに行きますので。」「「?」」
「Kundkoごめん…用事ができたから行ってくる…一時間くらいかかるから終わったら電話するから…かおるちゃんといっしょにいてあげてて…」
「えっまっ…」
驚いた顔をしたかおるを置いてこもえは走っていってしまった。
「え、えーっと…か、かおるちゃん…?」
ビグッ…
人見知りなのかかおるちゃんは顔を真っ赤にしたまま後退りしてそのまま逃げ出してしまった…
(こ、こういうときどうすればいいの…?)
Kundkoもどうすればいいか分からない感じになって立ち尽くしていた。
その夜、
「今日、ケノちゃんと会ったのよ~。いい子達に囲まれてるみたいで安心ね~。」
「わたし、こもえと会ったよ。前よりも明るく楽しそうだったよ…」
「そうなの~?二人とも元気そうで安心したわ~。」
「お母さん、こもえと一緒にいた人にハンバーガーもらって…くんどこっていうひとに…心がそこからもやもや?って感じなんだけどこれって何…?」
「かおるちゃん…!!!///」