第18話「コムギのお母さんについて(後編)」
前回のあらすじ~コムギのお母さん、かまいさんは死んでいたと言われていたが死んではいないらしい。
「かまいさん。どういうことです?」
「言われてみるとそうか。ここって別に天国でも地獄でもないからな。」
「くるみさん…そういうのなんでも知ってますよね…」
「私達は以前、大きな戦いをしていたのです。その戦いでキサラギ様もカコ様もカナ様も皆様がボロボロになり戦意喪失してしまっていた中で私も戦っていたのですがこの中で相手の罠にかかり、この何もない空間に精神だけ飛ばされてしまったのです。そして精神がなくなってしまった私の傷だらけになった体を見て死亡したと判断されたのですよ。死んでないのでちゃんと食事などもしっかり取ってますし。」
「え…?この空間でどうやって食事をしているのですか?」
「それじゃあ私の今住んでいる場所をご案内いたしますね。」
そうして四人は何もない空間を歩いていくと家が見えてきた。
「あちらですよ。」
「何だか今住んでる家に似てないか?」
「似てるというか…ほとんどが一緒ですね。」
(あれ…やっぱりデジャブのような…?)
家の中などを見て回ったがやはり内装も現在の家と等しいものだった。
「…」
「内装も一緒でしたね…!」
「なんか何もないから新鮮な感じだったな…!」
「あ…これってもしかして…」
ことねが見ていたのはとある部屋のドアだった。その部屋のドアだけ一部が破損していた。
「やっぱりそうだ。この部屋。この空間。私とKundkoが出会ったあの空間…!」
「どう…し…の?」
「あっ。皆様が元の空間に戻らなくてはいけなくなってしまったみたいですね。わざわざお呼びして申し訳ありませんでした。そして、おそらく目を覚ますとあまりちゃんと覚えてないかもしれないということを言っておきます。」
「え…かま…さ…!だい……きき………」
「ここから先は自分でがんばってくださいませ…ことね様。」




