【エピソード 016】 ピアノはバーコード、ギターコードは2次元コードに似ている。、「CODE」「CORD」「CHORD」。音域は「全く相容れない」ではなく、重複範囲がある。ドミソがたくさん。
【前書き】
なぜ記号だらけの楽譜を見て、音にできるのか?
初心者向け楽譜の謎解きエンターテインメント。
▼ 登場人物
ハル、ミッツ、ステラ、ショージ …… 同じ中学校の生徒。
ヤッ子 …… 理科教師。プライベートでジャズピアノ。
楽譜の読み方「楽典」を、アニメ脚本っぽい形で説明します。
「一方的に教えるのではなく、疑問に応える」「アニメ表現を利用」です。
オリジナル『ガクテン』または『ガクテン♪ソフト版』から、「余計な物語りは不要、要するに音楽の話だけ」の需要に応えた、楽典に特化したものです。
そのため、ドラマチックな「キャラの魅力」「ラブ要素」「ジョーク」は無くなりました。
唐突に音楽の話になる「教育アニメ(エデュテインメント)」となりましたから、ストーリーには違和感があります。
「再放送や、Blu-rayの、長期的な繰り返し需要の視点から、web小説よりも、アニメで説明したい」という気持ちが強いです。
人間ドラマも含めたもの、アニメ化に向けての自由度(情報の取捨選択、話数変更など)は、オリジナル『ガクテン』または『ガクテン♪ソフト版』を、ご覧願います。
ここでは、人間ドラマなどが無く、音楽の情報だけが、連続している。レトロSFの宇宙食のように、味気の無いものです。
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【エピソード 016】 ピアノはバーコード、ギターコードは2次元コードに似ている。、「CODE」「CORD」「CHORD」。音域は「全く相容れない」ではなく、重複範囲がある。ドミソがたくさん。
■ 第3話。
放課後。職員室の隣の教員室。これにより、音楽の先生が職員ではないことを、暗に示す。
ハル。音楽の先生に会いに来た。「先生、先週の授業で、ギターでコードをやりましたが、コードって、どうしてあんな形なんですか?」
音楽の先生「ふむ。コードの図の通りに演奏すれば、ちゃんと演奏ができるという、あの形の謎解きをしたいのですね」
ハル「そうです。音楽って、なんというか、音が低い方から高い方にっていう、一直線なのに、ギターなら、2次元QRコードのようで」思い描く。指し棒で「鍵盤はバーコードに似ている」「ギターコードはQRコードに似ている」を表示する。
思い描いたQRコードは、当アニメのサイトのURLや、当アニメの名言でも良い。
注意。「QRコード」は、商標名。
音楽の先生「では、音楽室に行きましょうか」
廊下から音楽室の窓を見ると、ヤッ子がピアノの前に座っている。弾き始める。本気のジャズを演奏。
演奏が終わる。
音楽の先生。拍手しながら入室。「お見事です」
音楽の先生「ちょうど良かった。早坂君が、ギターのコードは2次元QRコードのようで、ピアノが1次元で鍵盤が並んでいるのと、どう関連があるのか、謎解きしたいそうです」
ハル「そもそもコードって、暗号ですか?」
音楽の先生「暗号のコードではなく、和音のコードですよ。「コーラス」の「コード」です」
ヤッ子。黒板に、「CODE」と「暗号」、「CORD」と「電線」、「CHORD」と「和音」を書く。「CHORD」の下には「CHORUS」と「コーラス」を添える。
音楽の先生「小学校の時に、「ドミソの和音」を習いましたね。和音とはそのように、ある基準で選ばれた音のグループです」
ハル「デタラメに鳴らしたら、「和音」ではないのですね」
音楽の先生「はい。その場合は「重音」と呼んだり、「広い意味では」を添えて「それも和音」と言ったりしますが、言い回しの工夫の前に、シンプルな話をしましょう」
音楽の先生。黒板の五線に、1本加えて、ギターの指盤の絵を書く。20フレットまで。12フレットは、区切りのために少し太い線で。左端にギターの糸巻き(ペグ)、右端にギターのボディの、簡易な絵を添える。
ギターの絵の上には、フレット番号を「0」から「20」も添える。フレット番号は、フレットの位置(フレットとフレットの間ではない)。
0フレット目から糸巻きの絵まで、弦の間隔が広がるようになっていて、弦の番号「1」から「6」を重ね書きする。
音楽の先生「左側に糸巻きがあるのは、弾いている人の目線だからです」
ドローン画像のように、画面のアングルが変わる。弾いている人を正面に見て、そこから、弾いている人の目線になり、ギターを見下ろす。ギターを膝の上に寝かせて、弾いている人が少しずつ透けて行く表現も良い。
音楽の先生「弦を押さえる指の場所は、このフレットとフレットの間ですが、弦が振動する長さは、右の端からフレットまでですね。ですから、番号はここに書きました。番号は、フレットとフレットの間に書く場合もあります」
フレット番号を記す位置を、2種類、表示する。
音楽の先生「ギターの弦は6本ありますね。それぞれの弦は、鳴る音の高さは違いますが、「全く相容れない」のではなく、鳴らすことができる音の高さは、重複があります」
黒板に、第6弦の音域を表現するための、縦長の帯を書く。配置は、黒板の左下から、黒板の高さの3分の1程度まで。
音楽の先生「6本の弦の関係を、イメージするためですから、具体的な音の高さは省略します。最も低い音の弦である第6弦が、この範囲の高さを鳴らせるとします」
音楽の先生。縦長の帯の、下端を指し、少しずつ上に移動する。移動しながらギターの真似の声を出す。「ボンボンボンボン……」
音楽の先生「次の弦は、この範囲の音を出せるとします」隣に、第5弦の音域を表す、縦長の帯を書く。高さは、さっきより少し高い。同様に、指で下端から上に向かい、歌う。
音楽の先生「この高さの範囲は、2本の弦の、どちらでも出すことができます」
ハル「あれ? ということは、低い音の弦がこの高さを鳴らして、高い音の弦がこの高さを鳴らすこともできますね」黒板に近付く。第6弦が高く、第5弦が低い音を鳴らせる。
音楽の先生「その通りです」
ハル「でも、指が届くかどうか」
音楽の先生「さすがです。鳴らしたい音と、指の都合で、作曲者は悩むものです」
ヤッ子。微笑みながら見ている。
ハル「その他の弦も、こんな感じですか?」黒板の左側の帯に、第4弦から第1弦までの、縦長の帯を、書き足す。
音楽の先生「その通り。ギターの6本の弦の関係が、わかったので、次は、この6本の帯が、ギターではどのように調律するか、説明しましょう」
ハル「調律って、チューニングですね」
音楽の先生「そうです。同じ意味の言葉、「調律」と「チューニング」のように、いくつか知っていると、他の人との会話で役立ちますね」
音楽の先生。黒板の、五線に1本加えたギターの図に近付く。「ギターの第6弦は、こうして少しずつ音が高くなります」指を、0フレット目から5フレット目に、少しずつ移動しながら、ギターの真似で「ボンボン……」と歌う。
音楽の先生「そうして、ここ、5フレット目の高さは、次の弦でどこも押さえない音と、同じ高さです。ということは、2本の弦で重複するのは?」ハルの返答を誘う。
ハル「ここの範囲ですね」片手の指で、第6弦の5フレット目から上を行ったり来たり。反対の手の指で、第5弦の0フレット目から上を、行ったり来たり。ハルの体が邪魔なので、手だけ、または、腕だけを残して、透明人間になる。
音楽の先生「ご名答」
ハル「さっきの話で、低い方の弦でここを鳴らして、高い方の弦でここを鳴らせば、低い弦が高い音、高い弦が低い音を鳴らせるんですね」
音楽の先生「そうです」
ハル「指が届けば……、ですね」
音楽の先生「そうです」
ハル「この6本の弦は、譬えれば、それぞれがソプラノリコーダー、アルトリコーダー、テノールリコーダー、バスリコーダーのようなものですね」背景に、「テノールリコーダーは、テナーリコーダーです」と表示する。
音楽の先生「では、お待たせしました。「ドミソの和音」の話です」
音楽の先生「「ドミソの和音」ですから、「ド」と「ミ」と「ソ」が鳴る場所に、印を付けましょう」
音楽の先生「ギターで、「ド」はこことこことここと、「ミ」はここと……、「ソ」はここと……」それぞれのフレットに「ド」「ミ」「ソ」を記入する。
書き加える場所が多いので、妖精ちゃんが手助けする。妖精ちゃんは、時々誤ったりしながら、完成させる。複数の妖精ちゃんが、互いに資料を見ながら、誤りを訂正し合う。
ハル「こんなに?」
音楽の先生「オクターブ違いも含めて、「ドミソ」の全部に印を付けましたよ」
次回は …… 【エピソード 017】 コードネームは、頑張って文字だけで表した。どの「ドミソ」でもいい。意味を知らなくても演奏に参加できる。「3+3=5」の謎解き。
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