55 勇者VS王家直属護衛騎士団団長 御膳試合開始
~ルイス(レイジ)視点~
翌朝。王都の空は、これから起こる嵐を予感させるように、重く垂れ込めた雲に覆われていた。
俺達は、カノープス隊長との約束の御前試合の為に、王城の端にある巨大な兵士練習場……いや、コロッセオと呼ばれる石造りの大闘技場に立っていた。 普段は騎士たちの訓練場であるその場所は、今日に限っては異様な熱気に包まれていた。 すり鉢状の観客席には、高台の特等席に座る国王陛下をはじめ、城の兵士たち、そしてメルドアの街のオーガ襲来で共に戦ってくれた少年兵部隊の面々がずらりと並んでいる。 さらに、噂を聞きつけたのか、王都の一般市民までが押し寄せ、闘技場は立錐の余地もないほどのお祭り騒ぎとなっていた。
「……おい、マジかよ。あれが、何百年に一人と言われる『伝説級の勇者』だってのか!?」
「想像と違って、普通の黒髪の少年じゃないか。……あんな細腕で、国一番の豪傑のカノープス様に勝てるわけがない。大丈夫なのか?」
「騎士団長との身長の差がありすぎる! 大人と子供だぞ!」
「……というか、偽勇者アレックスの一件があるからな。また騙されるんじゃないか?」
群衆からは、期待よりもむしろ、疑惑と侮蔑を含んだ冷ややかな声が多く聞こえてくる。
(……好きに言え。俺の力は、見世物じゃない。大切なものを守るための力だ)
俺は周囲の雑音をシャットアウトし、観客席の最前列へと視線を向けた。 そこには、両手を握りしめて祈るように俺を見つめるヒナル、長いウサ耳をピクピクさせて興奮しているコタースとスルト。そして、俺の身を案じるフレアとケアルの双子、さらに彼女たちの隣には、案内役のミランダと、なぜかエルフの王女であるフィリシアの姿もあった。
……そして。 少し離れた日陰の席。フードを深く被った三人の少女が、俺をじっと見つめているのに気づいた。 ……クリステル、シュー、エアロだ。 病院を抜け出してきたのだろうか。あいつらは、青ざめた顔で、『本物の勇者』の力を、目に焼き付けようとしていた。
「……おい! ルイス! よそ見をしている余裕があるのか!」
闘技場の中央。 全身を白銀のフルアーマーで覆った大男、カノープス隊長が、地響きを立てて一歩前に出た。彼が肩に担いでいるのは、俺の身長ほどもある、分厚く巨大な鋼の『大剣』だった。放たれる殺気だけで、周囲の空気がビリビリと震えている。
「勝っても負けても文句無しだ!! 騎士の誇りにかけて、手加減は一切せんぞ!」
「望むところです。……俺も、負けられない理由ができたんで」
俺は腰の鞘に手をかけ、ゆっくりと剣を抜いた。 俺が構えたのは、王宮にある伝説の聖剣ではない。メルドアの街で、ガッシュから貰った、あの無骨な『ミスリルソード』だ。
「ルイス! 舐めているのか? そんなナマクラで俺の剛剣を受ければ、一撃で折れるぞ! 聖剣を使わんか!」
「いや。これで良いです。……俺の魂が、こいつで戦いたいって言ってるんで」
俺が薄く笑って答えると、カノープス隊長は一瞬目を丸くし……そして、猛獣のように獰猛にニヤリと笑った。
「……フッ、そうか! ほざけ若造! その度胸だけは褒めてやる!」
張り詰めた、氷のような沈黙が闘技場を支配する。 やがて、高台の王様がマントを翻して立ち上がり……大きく腕を振り上げた。
「……両者、構えい! ……それでは、御前試合を開始する!」
俺はミスリルソードを正眼に構え、息を吐いた。
「はじめっ!!!」
王様の号令が落ちた、その瞬間。 ――ドォォォォンッ!! カノープス隊長が、爆発的な踏み込みで石畳を粉砕し、瞬きする間もなく俺の眼前に肉薄した。 その巨体からは想像もつかない神速。振り下ろされる巨大な大剣が、空気を切り裂き、死の風圧を伴って俺の頭上へと迫る。
「(速い……ッ!)」
俺は瞬時に【身体強化】を全身の筋肉に巡らせ、サイドステップで回避しようとする……が! 直感(勇者の第六感)が、強烈な警鐘を鳴らした。
(……違う! この剣は、ダミーだ!!)
カノープスは、振り下ろす寸前で大剣を左手一本で止め、空いた右の鉄拳を俺の腹部に向けて突き出したのだ。 至近距離からの、見えない衝撃波【剛掌破】。 俺は反射的に、自身の魔力を一点に集める【身体強化・極集中】を腹部と左腕に展開し、盾のようにして受け流した。
ドゴォォォォォンッ!!
「ぐっ……はぁっ!?」
大砲を撃ち込まれたような強烈な衝撃が、俺の身体を吹き飛ばす。 石畳を削りながら十メートル以上後退し、なんとか剣を地面に突き立てて踏みとどまった。腕の骨が軋み、痺れが走る。
「くっ……! 今の一撃、身体強化を極限まで集中していなかったら、内臓を破裂して吹っ飛んでたな……」
「やるじゃねぇか。あのフェイントに反応した上に、瞬時に魔力を一点集中させて防ぐとはな。あの判断はいいぞ、勇者!」
カノープスは愉快そうに笑いながら、再び大剣を構え直す。 ここからは、反撃だ!
「ハァッ!!」
俺は地面を蹴り、飛び出した。カノープスは大剣を横に構え、俺を迎え撃つ。 走る最中、自分に再度【身体強化・二重付与】をかける。視界がブレるほどの超スピードに乗りながら、カノープスの大剣の腹を目掛けて、ミスリルソードを渾身の力で叩き込んだ!
キィィィィィィンッ!!
金属の甲高い音が闘技場に鳴り響き、火花が散る。 力比べでカノープスが僅かに後方へよろめいた、その隙を見逃さない。 俺は大剣を足場にするように思いっきり蹴り飛ばし、その反動を利用して上空へと高く舞い上がった。
「ほう! 剣技も体術もやるじゃねぇか! ……だが、無防備に上へ上がるのは愚策だなっ!!」
カノープス隊長は、ニヤリと笑い、大剣を頭上で高速で旋回させた。闘技場の空気が、大剣を中心に渦を巻き始める。
「くらいやがれ! 奥義ッ! 【爆ッ!風~斬~っ!!】」
――ズバアァァァァァァァァンッ!!
先程よりも遥かに強大な、真空の刃を伴った衝撃波が、竜巻のように巻き起こり、音速を超えた爆風となって俺をめがけて放たれた。逃げ場のない空中。 観客席から「ああっ!」「ルイスーっ!」という悲鳴が上がる。
その死の直前。 俺の頭の中で、勇者の血が沸騰し、また新しい【光のスキル】のイメージが鮮烈に浮かび上がった。
「――【セイント・オーラ】!!」
カァァァァァァァァッ!!
黄金の光の衣が、俺の身体を繭のように包み込む。 殺傷力を持つ真空の衝撃波が俺に直撃するが、光の衣は波紋のように揺らめき、その衝撃を完全に吸収し、無効化していく。
「な、なんだとォ!?」
驚愕するカノープス隊長の頭上。 俺は空中で【身体強化】をさらに三重に重ねがけし、剣を真下に突き立てながら、まるで一条の光の彗星のように、カノープス隊長を目掛けて急降下突撃した。 その落下速度は、風の壁を突き破るほどに早い。自分が地面に激突すれば、油断すれば自分ごと自爆して吹き飛ばされてしまう勢いだ。 だが、止まらない。
(……来る! 着地と同時に、もう一度衝撃波が来る!)
俺は、先の先を読む『賭け』に出た。 上空から僅か8メートル。一瞬にしてカノープス隊長の目の前に迫る。 カノープス隊長は俺の特攻に舌を巻き、慌てて後方へと飛び退いたが……。
「させるか! 奥義・【大地斬】!!」
大きな掛け声とともに、カノープスは大剣を地面の石畳に深々と突き刺した。
ゴゴゴゴゴゴォォォッ!!
すると、巨大な地震が起きたかのように、闘技場の地面の土と石畳が、津波のように何度も何度も波を打って浮き沈みを繰り返した。
「くっ!」
着地した瞬間、俺の足が流動する地面に取られる。バランスが崩れた。 俺が足を取られ、体勢を崩したその一瞬の『死に体』の隙を、百戦錬磨の騎士団長が見逃すはずがなかった。 カノープス隊長は、真っ直ぐこちらに向かって突進し、大剣を水平に突き出した。
「もらったァ! 【爆風斬~~っ!!】」
至近距離からの、致死の衝撃波が俺を襲う。 万事休す。誰もが俺の敗北を確信した、その時。
(……ここだ!!)
俺は、とっさにミスリルソードを流動する地面に深く突き刺した。 そして、突き刺した剣のポンメル(柄頭)に両足を乗せ、それを支点にして【バク転】をする。足が地面につく前にグリップに手を添えて剣を引き抜き、バク転の遠心力と脚力を使って、衝撃波の範囲内から紙一重で体を逃がした。
轟音と共に、俺がさっきまでいた場所の空間が削り取られる。
「なっ……! 曲芸だと!?」
「――【身体強化・瞬速】~~っ!!」
俺は着地と同時に地面を蹴り、残像を残すほどのスピードでカノープス隊長の懐(目の前)へと滑り込んだ。 そして、スライディングをして、彼の巨体の股下をくぐり抜ける!
「ぐあっ!?」
くぐり抜ける瞬間。俺はフルアーマーで覆われた彼の大きな白銀のブーツの関節部分に、ミスリルソードの『ガード部分(峰)』で強烈な一撃を叩き込んだ。 その際、右腕の筋肉だけに限界突破の強化魔法を集中させる。何十倍にも膨れ上がったハンマーのような衝撃に、流石のカノープス隊長も耐えられず、バランスを崩して大きくフラついた。
「よ、よく考えたな! トリッキーな小僧め!」
「ありがとうございます! 一本貰います!」
カノープスはよろけながらも、恐るべき執念で大剣を再び地面に突き刺し、踏ん張った。 そして、大剣の柄を持ちながら大きく体を反らし……今度は、渾身の魔力を込めて、大剣を一気に地面に差し込んだ!
「舐めるなァ! これで終わりだ! 【巨岩・百連峰】!!」
ドゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォォンッ!!
突如、俺の目の前の地面が爆発し、無数の鋭い『巨大な岩の柱』が、轟音とともに地面から勢いよく突き出してきた。一本が家ほどの大きさの岩柱の群れだ。 逃げ場を失い、地面から突き出た岩の先端が、俺の身体を直撃しようと迫る。
「くそっ!」
俺は直ぐに、突き出てきた大きな岩柱の側面に飛び乗り、柱から柱へと高速で三角飛びをして移動する。 それでも、岩の波状攻撃は止まらない。何十本もの柱が、俺を押し潰そうと目の前に現れ続ける。
「なら……全部ブッ壊す!! 【セイント・バースト・クロス】っ!!!」
俺は空中で身体を捻り、ミスリルソードに聖なる光の魔力を極限まで収束させ、十文字に剣を振るった。
カァァァァァァァァァァンッ!!!
前回放った時よりも遥かに巨大な、2倍以上の大きさの『光の十字の閃光』が放たれる。 轟音とともに、迫り来る無数の岩の柱が、光の斬撃によって飴細工のように次々と粉砕され、塵となって消滅していった。
ガラガラと岩の雨が降り注ぐ中。 大技の連発で体力を大分消耗したのか、カノープス隊長は肩で息を切らしていた。 その、ほんの僅かな隙。
俺は岩の破片を足場にして跳躍し、カノープス隊長の四角(背後の死角)を完全にとらえた。
「チェックメイトです、隊長」
「ッ!?」
俺は剣の峰を返し、振り向こうとしたカノープスの背中目掛けて、軽く牽制の【セイント・バースト】を放ったのだった――。
――ズダンッ!!
重厚なフルアーマーの背中に、凝縮された光の閃光【セイント・バースト】が直撃する。 金属が軋む凄まじい轟音と共に、カノープス隊長の巨体が宙に浮き、そのまま1メートルほど前方に激しく吹き飛ばされた。 ガラガラと音を立てて砂塵が舞い上がり、闘技場は水を打ったような静寂に包まれる。
「……くっ……」
カノープス隊長は、うつ伏せに倒れたまま、大の字になって動かなくなった。 ……やりすぎたか? 峰打ち(魔法の衝撃だけ)にしたつもりだが……。 俺が剣を収めようとした、その時。カノープス隊長はゆっくりと目を開け、仰向けに寝返りを打った。 その顔には、怒りや悔しさは微塵もない。あったのは、長年の重荷が降りたような、底抜けに清々しく、満足そうな表情だった。
彼は曇天の空を見上げ、暫くしてゆっくりと目を閉じた。
「……ふっ。み、見事だ。……全く反応できなかった。流石は、神話の勇者なだけはある……」
俺は剣を消し、カノープス隊長に駆け寄って手を差し伸べた。 彼は俺の手を借りずに自力で上半身を起こすと、観客席の全員に聞こえるような大声で、腹の底から笑い出した。
「……完敗だ! 俺の負けだ! ルイスよ、見事だ!! ははははっ!」
カノープス隊長が、潔く、高らかに自らの敗北を認めて高笑いする。
――ワアアアアアアァァァァァァァッ!!!
その瞬間だった。 周囲の観客席から、地鳴りのような、今まで聞いた事のないような凄まじい歓声が、この闘技場一帯に響き渡った。 疑いの目は完全に消え失せ、人々は熱狂し、涙を流して立ち上がっている。
カノープスはゆっくりと立ち上がると、俺の右腕をガシッと力強く掴んだ。 そして、抵抗する間もなく、俺の腕を天高く突き上げた。
「……見よ! 国王陛下! そして国民たちよ!! 勇者ルイスの実力は、このカノープスが身をもって確かめた!! 本物だ!! この王家直属の騎士団隊長が、ルイスこそが『真の勇者』だと認める!!」
カノープスの声が、魔力拡声器に乗って王都の空に響き渡る。
「……魔物の脅威に怯える、この国に居る者全てよ! 希望を持て! 伝説の勇者様は今、ここにいる!! 俺達、騎士団もいる!! もう安心せよ!! 勇者様や俺達が、この国を絶対死守する!! さぁー!! もっともっと大きな声で、この国を救う最強の勇者に声援を~~~ッッッ!!!!」
(い、いや! ちょっと待って! 隊長! 俺、そんなに目立ちたくないぞ!?)
五年間、無能として日陰で生きてきた俺にとって、この熱狂は眩しすぎて火傷しそうだ。顔が引きつる。
そんな俺のささやかな願いなど、瞬く間にかき消される。 「勇者!」「ルイス様!」「希望の光だ!」と、耳をつんざくような大きな歓声が、何度も何度も俺の名前をコールする。 観客席を見上げる。 ヒナルも、コタースも、スルトも、皆が弾けるような笑顔で俺に手を振っている。
……そして。 その奥、最上段の影になった席を見れば。 クリステルも、シューも、エアロもいた。 三人は、俺の勝利を……そして、自分たちがかつて愛した男が、本物の光り輝く勇者になった姿を見て、何故か顔を覆い、声を殺して泣いて喜んでいた……。 その涙は、俺への愛と、激しい後悔、そして『贖罪』の覚悟が入り混じった、哀しい涙だった。
「……そして! 今日ここに、宣言する!」
いきなり、カノープスは再び大きな声をあげて、更なる爆弾を投下した。
「……ルイスの人間性と強さは、娘を任せるに足る最高のものだった! よって、ルイスと、ルイスの今、恋人関係にある大聖女様が認めてくれるなら! 我が愛娘・ミランダを、ルイスの『第二夫人』として託したい!! ……異論ないのなら、盛大な拍手を!!!」
「はっ?!」
俺は素っ頓狂な声を上げた。ちょ、待てよ! 公開プロポーズ!?
「おおお! それは良き事じゃ!」
続け様に、高台から王様がノリノリで立ち上がり、欄干から身を乗り出した。
「ワシからも、国王の御名において一言いいか!?」
王様は、興奮する国民にむけて高らかに宣言する。
「……皆が見た通り、勇者の力はこの通り偉大だ! 我が国一番の最強騎士すらも、意図も簡単……いや、見事な剣術で勝負が決まった。彼こそは紛れもない真の勇者だ! 英雄には色を! よってカノープスの言う通り、大聖女(第一夫人)だけでなく、王家直属騎士団ミランダとの婚姻も、特例としてこの場で認めよう!!」
「ちょちょちょーまて!! なんでそうなるんだよ!!! 俺の意志は!?」
俺の悲鳴は、闘技場を揺るがすほどの拍手大喝采と、祝福の嵐にかき消された。
観客席の仲間たちの反応は、まさにカオスだった。
正妻(?)であるヒナルは、嫉妬するどころか、「お兄ちゃんが愛されて嬉しい」とばかりに、ニコニコと菩薩のような笑顔で頷き、拍手している。(……ヒナル、お前、懐深すぎないか?)
コタースは、「ウチのルイスが取られちゃう〜!」と、何故か涙目になって首をブンブンと振っている。 スルトは、「我のルイスなのに!」と頬をプクーッと膨らませて不満げだ。 双子の姉のフレアは、ショックのあまり何故か白目をむいて気絶しかけており、妹のケアルは顔を真っ赤にさせながら、「ズ、ズルい! 抜け駆けだ!」と怒っているようにも見え……。 エルフの王女であるフィリシアは、同郷のミランダの長年の恋が実ったことに感動し、泣きながらミランダに向けて祝福の拍手をしている。 そして当のミランダは、感極まって涙をこらえきれず、両手で顔を覆いながら、神に感謝するようなお祈りのポーズを取っていた……。 ……さらに、視線を奥にやれば。 クリステルたち三人は、新たな恋人たちに囲まれて光り輝く俺の姿を見て……自分たちの居場所がもう完全にないことを悟り、互いに肩を寄せ合いながら、悲しそうに、けれど微かに微笑みながら泣いていた。まるで、今日が最後の別れであるかのように。
(……って、感傷に浸ってる場合か! そんな事より……、これ……まじでやばいだろ……!)
俺は頭を抱えた。 国王のお墨付き。騎士団長からの娘の譲渡。何千人もの国民の証人。 逃げ場がない。もうこれ、断れないやつだ! それに、あの嫉妬の炎が渦巻く客席の仲間たち(コタースやケアルたち)に会うのが……本気で恐ろしや……。
……そうして。 嵐のような御前試合が終わり……。 俺は「騎士団長を倒した真の勇者」、そして「大聖女と女騎士を侍らせる男」として、その噂が世界中に広まることになった。
(……はぁ。田舎の村で、ヒナルと二人で静かにイチャイチャしていたいだけなのになぁ〜……)
ため息が出た。 だが、守るべきものが増えたのだ。立ち止まっている暇はない。今夜には、本物の戦争が始まるかもしれないのだから。
「……さぁ、帰るか。俺の自慢の、世界一可愛い恋人と……新たについてくる事になったミランダ、そして大切な仲間達と一緒に」
俺は覚悟を決め、熱狂の渦の中心から、愛する者たちの待つホテルへと、英雄の足取りで歩き出した。
~後書き~
一章ボスまでもう少し続きます。嵐の静けさというような感じです。一章完結まで、もう少しお付き合いください。
もしも、作品を読んで楽しかった!と思われた方は是非、評価やいいね。フォローしていただけたら、作者の励みになります。文章力ないですがこれからも応援宜しくお願い申し上げます。
~後書き~
一章ボスまでもう少し続きます。嵐の静けさというような感じです。一章完結まで、もう少しお付き合いください。
もしも、作品を読んで楽しかった!と思われた方は是非、評価やいいね。フォローしていただけたら、作者の励みになります。文章力ないですがこれからも応援宜しくお願い申し上げます。




