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大魔法使いフローラルの遅刻記録。  作者: 炭酸水。
神代市校外学習編
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40. 紫色の縄

「……。」


フローラルは息を呑む。


(とは言え、警戒はしないと、みんなも危ない。)


(そうゆっくりしていらないな。)


「!!」

フローラルは瞬時に振り向く。


予想通り、第六監視官の魔力を感じ取り、存在に気づく。


「『赤青縄鞭(パープルストリング)』!」


すると、赤と青の魔力を編んだ紫色の縄のようなものが繰り出され襲ってくる。


「はっ。」

(英語…?)


「危ないっ!!!」

フローラルはとっさにみんなを押して避けさせようとする。


「んぐっ!」

1人だけ引っ張られる。


「マヨーナ!!」


「フローラっ!!」

マヨーナは叫び、抵抗しようとする。


しかし、その紫色の縄は引いて戻っていく。

そして、それを戻った先には、赤茶色の髪をした海外の人らしき容姿をしている。


「こんにちはございます。僕はロープ。」

「そして君はが白き魔人(ホワイテッドデビル)、でございますね。」


みんなは混乱していた。


「っいてて。なんだなんだ!?いきないっ。」

ジークは周りを見渡す。


ゼクトは笑っている。

「ははっ。やっぱ、僕のカンは当たったなっ!!」


「白き魔人(ホワイテッドデビル)?フローラがか?!」


「…呼び名がつけられているみたいだね。」

フローラルは目を細めて話す。


(もうみんなにはバレちゃうけど、)


フローラルはレッシェルを見る。


そして、レッシェルは頷く。


「おまえが第六監視官か?」


「おぉ、それそれは、もうバレていましたかっ。」


「マヨーナを人質にするつもりかっ!」

フローラルは怒りに満ちた表情でそう言う。


「そうで御座います。あなた様がおとなしく投降していただけば、彼女には何も危害を加えません。」


「それでも、おまえはJMO(ジェモ)なのか?」


マヨーナは口も縄で塞がれて、もう身動きが完全に取れない。


「そうで御座います。それほど、あなたがしていることが危険ということです。」

「あなたもそれほどお馬鹿様ではないで御座いましょう。」


「おまえ、まずは日本語から学ばないとだなっ。」

フローラルは構える。


(どうせ、私が攻撃しようが、マヨーナには傷つけないだろう。)


「レッシェル、行くよっ!!」


「は、はいっ!」


「みんなは下がってて!」

フローラルはそう言ってロープに立ち向かう。


ジークは戸惑う。

「ぉ、おい!」

そして、参戦しようとする。


だが、ゼクトはジークの肩を掴み、止める。

ジークは振り返る。

「えっ?」


ゼクトは悪い顔で微笑む。

「いいから、いいからっ。」



ロープは呟く。

「まぁ、そんな素直に投降するわけなかろうですね!」


ロープが紫色の縄の魔法で周囲を隔離した。


(ここは私たち以外、人がいない。)

(ここなら、戦える!!)


レッシェルは魔法を繰り出す。

「『雷撃一掃』!!」


紫色に輝く光線がロープを狙う。


「余裕で御座います!!」

ロープは言葉の通り余裕でかわす。


「くっ!」


「でも、前教えたその魔法、うまく使えてんじゃんっ!」

フローラルはレッシェルを褒めた。


ロープも魔法を繰り出す。

「『赤青縄鞭(パープルストリング)』!」


紫色の縄がまた、フローラルたちを襲いかかる。


「「空気よ、固まれ!!」」


フローラルたちは部分部分紫色の縄から身を守った。


「ずっと、あんな感じに攻撃されたら、めんどくさいなぁ。」

フローラルは困った顔をする。


「はい、そうですね…。」

レッシェルは、あまり戦っていないから、キツそうだ。


「まだ、他にどんな魔法を持っているか分からない、慎重に行こう。」


「はいっ!」

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