表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺がラスボス?  作者: いぬちく


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

48/58

45 報酬

「1袋金貨200枚だ。それを5袋な。」


「…はい?ちょっと何言ってるかわかんないんですけど、魔源草って相場は、銀貨5枚程度の価値ですよね?」

金貨200枚5袋って1000枚だろ?

金貨1枚1万円ぐらいだろ?

一千万円とか大金過ぎるだろ。


「通常のもので1人に使う量ならな。今回のような魔力を蓄えているものだと価値は何十倍にもなる。治療だけではなく様々な物に使えるからな。」

「それにしても多くないですか?」

「いやこれでも私としては少ないと思っている。本来あのダンジョンにいたスケルトン討伐ならそれだけで同じだけ出しても構わないと思っている。だけど今回ギルドが認知していなかったこと、2人以外目撃者もいないことでかなり少なくなってしまった。…申し訳ない。」


そりゃそうだわな。本当にいたのか?って話だもんな。

「だがもし、仮に二人ではない冒険者が知らずに入っていたら…。何かあってそのスケルトンが外に出てきていたら…。その場合の被害を考えれば…な。」


確かに俺だってハルが居なければあのままやられていただろうしな。…でもそうすると。


「この報酬はハルのものだな。ハルがあのスケルトンを倒したのだし、倒せたから魔源草も手に入ったんだし。」

「えー?そんな事ないよー。これは2人のものだよ?そして管理はユウキがするの。どうせ収納に入れるんでしょ?そしたら2人とも出せるんだから。」

「それはそうなんだけどな。…じゃあこうしよう。本来タリスで少し腰を据えてお金を稼いでから行く予定だったけど、ラキアへ行こう。そこでハルが好きな物を買う。どう?」

「50点。」

え?何?なんの点?

「えーと。ハル?それは?」

「デートだよ?お金はユウキのものでもあるんだよ?」

なんだ?えっと。つまりは…

「俺がハルに好きな物を買ってあげる…でいいか?」

「最後疑問形だから80点。…でも合格です。」


何とか合格を頂けました。

んー。女心って難しい…。

「ユウキも欲しいものあったら買ってあげるからね!」

財布は一緒なんだけどなぁ。あれか。気持ちの問題ってやつか。…それ口に出したら減点されそうだからやめておこう。


「話はまとまったかな?私としてはこれだけの力を持つ2人にはしばらくタリスにいて欲しいものだが…。」


「あ。いやラキアへは買い物だけのつもりですよ。しばらくはタリスに居るつもりなんで、戻ってくる予定です。」

先立つものは予定より手に入れてしまったけど、まだこの世界来て2週間も経っていないからな。

しばらくはタリスでこの世界に慣れるのもありかなと。宿代かからないし。


「ここからラキアはどれくらいかかりますかね?」

「そうだな。2人は身体強化も使えるのだよな?それなら2日と言った所か。」

「てことは野宿が必要…ってことか。」

「え?キャンプ!?キャンプするの!?」

そう言えばキャンプしたがってたな。でもハルよ。キャンプと野宿は違うんだ。…違うよね?あれ?俺の感覚が違ってる?


「ハハハ。ハル。キャンプしたいのをガッカリさせるかもしれないが、ここからラキアへの途中には旅人用の宿泊できる施設がいくつかある。ギルドが運営してるものだ。ギルドの登録があれば使えるからキャンプをする必要は無いんだよ。」

「キャンプできないのかぁ。ユウキどこかでキャンプしよーねー。」

ハルがちょっとしょんぼりしながら言う。

そんなにしたかったのか。

しかし、ギルド運営の宿泊施設か。

まぁ冒険者が多くて、乗り物が発達してないこの世界なら確かに需要はありそうだな。


「じゃあその辺を経由して行こう。急ぐ旅でもないし、3日かけてもいいな。」

道中の魔物退治で俺の武者修行になるといいんだが。

「では2人が戻ってくるまでにダンジョンの調査をしておく。戻ってきたらまた話を聞かせて貰うことになると思うが…。」

「それは協力しますよ。当事者ですし。」

「助かるよ。ありがとう。出発はいつにするんだ?」

「今日はデートだから明日?準備必要かな?ユウキ?」

「2人の実力なら多少アイテムを買うぐらいで大丈夫だと思うぞ。経由する施設でも補充はできるしな。」

なるほど。その施設があるから身軽に旅ができるのか。

「なら今日は…デートして、明日は1日休養取って明後日出発しようか。」

「はーい!じゃあユウキデート行くよ!早く早く!」

「ジュリアさん、もう大丈夫ですかね?」

「あぁ呼び出して悪かったな。可愛い彼女に恨まれたくないからこのぐらいにしておくよ。今回の件改めてギルド長として礼を言う。ありがとう。」


「いえお気になさらずに。充分な報酬頂いたと思ってますので。…後彼女ではないです。…まだ。」

後半はハルに聞こえない声量でジュリアさんに話す。

「ふふふ…まだ…ね。若者の青春が羨ましいな。2人の今後に幸ある事を。」

「ありがとうございます」


大金を手に入れて、ランクも上がってしまった。

ちまちま稼ぐ必要なくなったのは…良かったが。

…とりあえずはハルとのデート楽しむか。

通常の魔源草なら1瓶金貨10枚程の価値になります。


本編次回更新5月4日20時を予定しています。

その前に幕間入れる予定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ