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俺がラスボス?  作者: いぬちく


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29 脱引きこもりへ

「さて。ユウキ様、ハル様、魔法、闘気と身につけましたね。これで最後の段階に進めます。」


「最後…か。神殿近隣で魔物との戦闘訓練だったか。」

「最後って言うとなんか寂しいよぉー。」

ハルがちょっと悲しそう。まぁ数日だけどここでしか過ごしてないからな。


「ハル様。そのお気持ちは嬉しいですが。ハル様にはやるべき事があるのではありませんか?それに大丈夫ですよ。地図ご覧になったでしょう?この神殿はアレスティアの中心にございます。つまりいつでもこちらには来れるのですよ。」


「そっかー。ちょっと寂しいけど寂しくなったら遊びに来ればいいんだね?」


「はい!その通りですね!」


寂しがり屋姫も何とか納得したようだ。


「ルーナさん近隣での戦闘訓練はどれくらいになったら合格なんだ?」


「そうですね。これ!と言ったものは無いですが、私達が助けは一切いらないと判断する…でしょうか。」


「ルーナよ。それだと既に助けは要らんと思うぞ。」

とゼノンの言葉。


「まぁそれはそうなのですが…。」


「先立つものを自分達で稼いでからでいいんじゃないか?この辺りの魔物も換金用の魔石はある程度落とすだろう。」


魔石か、こないだ調べたな…確か…


魔石

魔物の核と言われるもの

部屋の照明から戦闘平気まで様々な魔導具に使われる

強い魔物ほど大きい魔石を落とす

どんな街でも買い取ってくれる窓口がある

お金の代わりに魔石で支払いを対応してくれる店もある


こんな感じだったか。


「どれくらい貯めればいいんだ?って言っても物理的にそんな多くは持てないか。」


「タリスの街で換金するにしても生活するだけであればそこまでは必要ないかと。とは言えあるに越したことはありませんし…。ちなみに荷物についてはご心配なく。こちらをお渡し致します。」


そう言ってルーナさんが水晶の腕輪を2つ取り出してきた。…また腕輪か。


「こちらは荷物を収納することのできる力を宿らせてある腕輪です。収納できる荷物はお2人にお貸ししている部屋に収まる量ですね。と言うかあの部屋に収納されます。お2人が旅立たれた後はあちらの部屋はお二人の倉庫になるということですね。」


なんと。そういうカラクリなのか。

しかし今の言い方だと…


「腕輪は2つあるがどちらで収納してもあの部屋に行くのか?」


「はい。その通りです。」


「そうなると腕輪は1つで良かったのでは?」


「…まぁそうなんですけどねぇ。こちらは収納以外にもちろん取り出す事もできます。お2人が一緒に居なくともどちらでも取り出せますし、例えば急に何か道具を交換するとかあった際にこの腕輪の力を使えば物の受け渡しもできるって事です。」


あ、それは確かに便利だな。俺が手に持ってる物をハルに渡すのに直接渡さなくても渡せるのか。

なるほどなるほど。


「それに…」


「それに?」


「ハル様に睨まれたくありませんので。」


「ハルが睨む?なんでだ??」


「さぁー?ご本人に聞いてみるのもよろしいのでは無いですかぁ?」


…なんだよ。なんか含んでるな。

じゃあハルにって思いハルの方を向いてみると…


「わーい!ユウキとお揃いだぁ。ルーナさんありがとうーー!ほらユウキお揃いお揃い!」


めっちゃ喜んでた。

そんなお揃いに喜んでくれるなんてなんか嬉しいな。俺からあげたものじゃないしな。

言ってみればチームの証みたいな?


しかし、なんだよ睨むって。むしろめっちゃテンション上がってんじゃん。

よくわかんね。


「まぁいいか。とりあえずありがとうルーナさん。普通にめちゃくちゃ便利アイテムだな。これは消耗は大丈夫なのか?」


「ご心配ありがとうございます。これは問題ありません。というより問題があるアイテムの方が少ないですね。」


それならいいか。


そこから二人で腕輪の力を試してみた。

ちょうどお昼の時間だったので昼食を頂き、

改めて午後に神殿の外へ…。


「さて。ついに神殿の外だな。引きこもりから脱出だ。」

「まだニートではあるけどねー。」

「…早く職につかなくては。」

「アハハ!別にいいんじゃないー?」

とくだらない話をしながら神殿の扉の前へ。


「こちらの扉を出ればもちろん外です。神殿のすぐ近くは守護の力が働いておりますので魔物は近づきません。まずは出て左手の草原へ行きましょう。視界も開けてますので危険は少ないかと。」


「わかった。マリクさんが居るのは…付き添ってくれるのか?」


そう。ルーナさんの肩の辺りにマリクさんが浮いていた。


「そうだのぅ。ゼノンからも2人に助けは要らないと言われたがのぅ。一応な。」


「ありがとうマリクさん。心強いよ。」


「まぁ普通に2人の力は強いからのぅ。どちらかと言えば知識的な部分のサポートかのぅ。」


いや普通に助かるぞ。いくら強い強い言われてもこの世界で外に出ること自体初なんだ。不安しか無いぞ。


「マリクさんありがとう!一緒に冒険だね!」


「ハルちゃんやあまり無理をしないようにのぅ。」


あ。全然不安ではないんだなうちの姫は。

まぁ俺もワクワクしてる気持ちが無いと言えば嘘になるな。

さて。ついに異世界の冒険だ!

ついに外の世界へ出ます。ここまででこんなに話数かかるとは思わなかった…。

前回初めてリアクションいただきました!ありがとうございます!


次回更新は29日1時の予定です。

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