表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺がラスボス?  作者: いぬちく


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

22/57

20 異世界の信仰

それから2時間程時間が経った。


ハルは相変わらずスヤスヤと寝息を立てている。

…俺の膝で。

いや良いんだけどね。役得だと思うけどね。

こちらも男なのよ。とか考えながら、

俺はこの2時間ただひたすらハルの寝顔を眺めてニヤニヤしていた。

…我ながら冷静になるとキモいな。

でも膝貸してる以上動けないし、スマホも無いし何もすること無いんだから仕方ない。

そう。仕方なく寝顔を見ているんだ。


そういえば召喚される前の荷物ってどこいったんだろ。持っていたのはケツポケに入れてた財布だけ。

まぁこっちの世界では使い道の無いものだな。

スマホは何故か無かった。

何か転移にルールでもあるのかな。

スマホあればこの寝顔を写真に…。


とか考えていると。

扉をノックする音が聞こえてきた。


コンコンコン。


「ルーナです。お食事のご用意できましたのでお呼びに伺いました。」


「はーい。…ほらハル。ご飯出来たってよー。起きて起きて。」


ハルの方を揺さぶって起こしにかかる。


「ふぁ?うーん。まだ眠いよぉ。ユウキの膝枕最高だよぉ。」

寝ぼけながらハルが言う。

最高ってお前…嬉しいじゃないか。

歳上を転がすのやめてくれ…。


「ハル様はユウキ様と一緒に居ると安心するのですねぇ。もはやお二人のイチャつきにも慣れてまいりましたね。どうぞ続けてください。」

扉を開け部屋に入りながらルーナさんが言う。

続けてくださいはおかしいだろう?

この人やっぱそうゆうの好きだな。


「別にイチャついてる訳ではないのだが…って大神官が使う言葉ではないんじゃないか?」


「大神官と言え人間ですので。それに大神官って役職ですが特に神に使えてるって訳でもありませんし。」


おっ。神様信仰ではないのか。確かに神殿って名前の割にはそう言った部屋がないんだよな。


「ここは神殿ではないのか?」


「神殿ですよ。以前にも召喚者様に同じような質問をされた事がございますが、この世界において神と言う存在は信仰の対象ではないのです。あえて言うなら…創造主とでも言いますか。この世界の常識としてですと、神に縋る前に己の力で切り開けと言った所です。」


「そうなのか。神殿だけど神様を祀ってる訳ではないと。そして意外だな。異世界のイメージは神様が存在してて、力を借りたりする対象ってイメージだった。」


「ユウキ様の異世界のイメージはそうなのですね。神は存在はしますよ。姿を見たと言う方もいらっしゃいます。記録も残っています。私は見たことは無いですが。」


…居るのか。さすが異世界。

まぁ魔法とか精霊とか居るもんな。

とは言え…


「でも信仰の対象では無いと。」


「はい。神様本人から祈ったところで何もしない。何かするのはその時の状況と気分とのお言葉もあったようです。」


…神様気分屋だった。


「まぁ特に害を及ぼすような事をしなければ神に何かされる事はない代わりに、助けてもらえるとも思わないと言うのがこの世界の神の在り方ですね。ユウキ様の世界は違いましたか?」


「んー。神様信仰はあったけど実際神様を見た人も居ないし、何か助けてくれることも無いな。存在してるのかもわからん。でも神様を信仰している人達は居たな。なんちゃら教とかな。」


「なるほど。利益をもたらさない相手へ信仰するのですね。」


「そうだな。まぁ信仰することで心に安らぎをー。とか何か悪いことが起きてもこの程度で済んだのは神様のおかげとかそう言った拠り所な面もあるんじゃないかな。」


「なるほどなるほど。安らぎ…。今のハル様にとってのユウキ様ですかね?…逆も然りですが。」


「否定はしない。が。信仰では無いぞ。」


「ふぁぁぁ。…何の話してるのー?」


眠り姫が起きてきた。…聞いてなかったのか?


「ハル様にとってユウキ様が、ユウキ様にとってハル様が大切な人という話ですよ。」


おい。この突然大神官何をぶっ込んでくるつもりだ…。


「んー?そりゃそうだよぉ。何を言ってるのー?」


おっと。焦るのかと嫌がるのかと思ったらその反応は意外だったな。

でもまぁ知らない世界に飛ばされたんだ知った顔がそうなるのは当然か。


「そうだな。この世界に一緒に飛ばされた以上助け合わないとな。他に知り合いも居ないしな。まぁルーナさんやマリクさんとはある程度打ち解けられたと思うが。」


「…ユウキ様」


「ん?どうした??」


はぁーーーーっとめちゃくちゃくちゃ深い溜息つかれた。

え?何?俺何かした?


「ハル様お察ししますね。」


「ふぁぁぁ。んー。まぁねー。そうゆう人だからー。」


何か女子二人でわかりあってるな。

…仲が良くなったのは良いことだ。


「それで…食事だったか。いつもありがとうルーナさん。」


「いえいえ。では参りましょうか。」


「あぁ。ハル行くぞ。起きろ。」


「はーい。よいしょっと。」


ようやく眠り姫も起き上がり、食堂に向かおうと立ち上がる。

俺も続いて立ち上がろうとする…が。


「やべぇ足痺れた…」


そこから数分間女子二人に痺れた足を突っつかれて遊ばれるのであった…

この世界の神…そのうち登場する…かも?話の展開次第ですね。ようやく20話です。(0話、幕間は覗く)ここまでお読み頂きましてありがとうございます。

拙い文章ですが、今後も続けていけるように頑張ります。

よろしければ星1つでも評価を頂けますと幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ