12 朝から
朝が来た。
どうしてこうなった?
昨日は色々あった為疲れていたのか寝つきも良く熟睡出来たのだろう…。
寝ぼけ眼を開けてみるとそこには…目の前には…
ハルがいた。
…寝顔可愛いなぁ。
って違う違う。
…何故同じベッドで寝てるんだ?
昨日は違うベッドで寝たぞ。
と1人起き上がり混乱していると…
「ふぁぁぁ。あ、ユウキおはよー。」
「お、おはよう。ってハルなんでここに?」
「んー。夜中に目が覚めてねー。ユウキ居るかな?また居なくなってないかな?って確認したの。」
起き上がって軽く伸びをしてハルが答える。
「昨日は悪かったよ。でも確認してベッドに入るは違くないか?…そのハル女の子なんだから。」
「昨日の事があったから…またいきなりユウキの力暴走したらすぐに抑えられるかなぁって。…嫌だった?」
「嫌ってことは無いけど…。いやでも男女が同じベッドって言うのは…なぁ。」
「ぶー。別に何もしてないんだからいいじゃん。」
なぜそこで拗ねる。拗ねてるハルも可愛いんだけども。って、だから違う違う。
とそんなやり取りをしているとドアをノックする音が聞こえてくる。
「おはようございます。お二人とも起きていらっしゃいますでしょうか?…扉開けますよー。」
おっと。ルーナさんが来たようだ。
慌ててベッドから降りて扉まで行き開ける。
「おはようございます。ルーナさん。」
「おはようございます、ユウキ様。…ハル様もおはようございます。起きてらっしゃいましたね。…昨夜はお疲れ様でした。お食事のご用意出来ております。宜しければ湯浴みのご用意もありますがいかがでしょうか?」
俺のベッドにまだ居るハルを見て一瞬躊躇う様子がありながらルーナさんが言う。
…何も無いぞ。何もないが反応したら何か言い訳してる感じになりそうだから黙っておこう。
「そう言えば風呂入ってないな。湯浴みってこっちの世界ではどんな感じなんだ?」
「浴槽にお湯を溜めて、汲んでご利用する形ですね。正直様々な世界から召喚者様達がいらした過去があるのである程度の世界の方々には受け入れられるかと思われます。」
ルーナさんに湯浴みの説明を受ける。
「なるほど。聞いた感じそこまで元の世界と変わりはしなさそうだな。って過去どれくらい召喚者って居たんだ?」
様々なって言うぐらいだから結構いるんだろうな。
そしてそれぞれに役割があったと。
…何人が元の世界に戻れたんだろうな…。
「私がこちらの神官を務めてからは70名程でしょうか。記録で残っているのは1000名近く居たとなっております。」
「それが多いのか少ないのかがわかんないな…。まぁ結構長い年数なんだろうな。」
「最古の記録が5000年程昔ですね。」
思ったより歴史が深かった…。
となるとそこまで多くも…ないのか?
わかんね。
召喚された中で災いをもたらすもの認定されちゃったやつがどれくらいいるかは気になるが…。
自分がそうだから聞けないな。
と思っていたら…
「ルーナさん、ルーナさん。その中で封印されちゃった人は何人いるの?」
聞いちゃったよこの子。やめとけって…。
「…そうですね。私が知る限りは10名程でしょうか。私が神官になってからは1名のみですね。その方は役割は(支配する者)でした。説明を聞いているそばから、暴力で支配しようとし、警告を聞かなかったため…封印と致しました。」
ほら答えにくそうに答えてくれたじゃん。って1人封印してるのか。
「まぁ力としては大した事なく、封印もあっさり終わりましたが。」
さらっとディスってるなこの人…。
「しかし、そんな簡単に封印しようと思えばできるんだな。昨日の俺もそうなる可能性あったのか…。」
「…それにつきましてお湯浴み、お食事が終わりましたら昨日のお話の続きをさせて頂ければと。」
なんかトーンが低いな。言いにくい事もある…ってことか。
「わかった。じゃあ湯浴みからかな。ハルはどうする?」
「お風呂入りたーい。」
どうやらお風呂のほうらしい。ってお互い様だけど風呂入ってない状態で一緒に寝たとか…。俺臭くなかったかな…。加齢臭とか大丈夫だったかな…。
って聞けねーよ…。
「ではご案内致しますね。…男女分かれておりますが、よろしいでしょうか?」
この大神官は…。ハルがベッドにいた事も含めそういう意味で言ってるな…。
絶対下世話な話し好きだろこの人。
「当たり前だろう。ひとつしかないなら順番に入るでも構わないけど。」
「2箇所ございますので大丈夫ですよ。」
「じゃあ案内頼みます。」
「ではこちらで。」
促されて歩き始める。
「…流石にお風呂は…まぁ一緒なら一緒でもイイけどなぁ」
「ハル?何か言ったか?行くぞ。」
「はーい。今行くよー。」
お風呂会は特にありません。すみません。




