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心をなくした私が、静けさの中で出会い直したもの-強制終了から再生までの静かな旅-  作者: れい


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③恋愛の中で現れた幼少期の再演

周りの人に過剰な適応をしようとする傾向は恋愛の場面にも現れていました。男性の要求に過剰に応えたいわけではなかったのにーー私の"迎合してしまう性質"はなぜか相手に見透かされていました。


気づけばDV傾向やモラハラ気質の人との関わりが増えていきました。「本当は嫌なのに、無理をして合わせてしまう自分がいる。」心の奥では息が詰まりそうなほど苦しいのに、それでも"合わせる"ことをやめられない。

その苦しさは、いつも後から押し寄せてきて、私を飲み込んでいくのでした。

振り返ってみれば、その状況はまるで…幼少期に母に対して抱いていた"怖さ"を無意識の中で再体験しようとしているようでした。

まるで、自分で自分を同じ状況へと引きずり込んでいくような、奇妙で理解できない行動。

けれど、ふと気付いたのです。

安心とはまったく程遠い、常に身体が緊張し"自分が死んでいくような感覚"それこそが、私にとって唯一慣れ親しんだ感覚だったのだ、と。


それは幼少期に身につけてしまった「唯一知っている安心の代わり」だったのだと。


その事実に気づいた時、絶望感に襲われました。苦しくてたまらなかったはずの過去の記憶を、私は自ら再現していた。無慈悲という言葉が頭をよぎった。

けれど同時に、慣れ親しんだものに無意識で引き寄せられてしまうのは、人間の本能なのかもしれない。そう思うことでしか、自分を責めずにいられませんでした。

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