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心をなくした私が、静けさの中で出会い直したもの-強制終了から再生までの静かな旅-  作者: れい


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①心が分からなくなった日々

私は長い間自分の心を感じられないまま生きてきました。自分の感情が分からなくなった"はじまり"はいつからだったのか?時期は不確かだけれど、小学生の頃にはそうなり気づけば30代後半になるまでその状態で生きていました。


そんな私の人生が、ある日突然、完全にストップしました。スピリチュアルで言えば“強制終了”。心と身体が限界を迎えて倒れ、その頃あたりから、他人に説明してもまるで理解されないような不可解な症状が次々現れはじめ、自然と自分の過去をさかのぼるようになりました。


感情を失った原因をたどっていくと、始まりは両親との関係性にあったように思います。とはいえ、いわゆる壮絶な虐待を受けていたわけではありません。私の家庭はハタから見ればごく普通の家庭だったと思います。

父は昭和世代らしい働き者で、家に居ることはほぼなく私が覚えている限り、父と中身のある会話をした事は生涯一度もありません。母は責任感が強く、家事も子育ても仕事も一手に担っていました。とても多忙な人で、母は自分の苦労を抱えこみすぎて、常に気が立っている状態でした。彼女の意に沿わない事を言うと、威圧的な声やきつい返しで、私の言葉を封じ込める様な接し方をされていました。


子供だった私には、それがとても怖かった。母の機嫌を損ねるたびに、土を被せられ生き埋めにされていく様な感覚。迂闊に言葉を発する事は出来ず、自分は存在してはいけない子供だと感じるようになりました。


家なのに、心を緩められる場所ではありませんでした。リラックスして会話するなんてことはなく、身体は常にどこか緊張していて、息をひそめるように過ごしていた気がします。

安心できる時間や空間がなくて、いつも「気を張ってなくちゃだめだ」と無意識に身構えていたんだと思います。

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