安部政権の経済政策から見る日米安保
私は安部政権の経済政策に批判的ですし、どう考えてもアメリカから押し付けられている、構造改革には尚更批判的です
しかし、東アジア情勢が変化し、中国の横暴な海洋進出や隣国との国境紛争、北朝鮮の核ミサイル問題、ウクライナ問題によるロシアとの疎遠化等、日本を取り巻く世界情勢は冷戦が緊迫した当時に逆戻りしたかの様です
そこで安部首相は、東南アジア諸国や出来ればロシアと蜜月関係を築きたかったのでしょうが、アメリカがロシアとの関係に割って入った為に、中国包囲網が不完全に成っております
アメリカの狙いを邪推すれば、TPPや構造改革を日本に押し付ける為に、ウクライナ問題にケチを付けて日本とロシアを関係改善させたく無かったのではないか?
更に日本とロシアが近づく事で、アメリカの軍事的・政治的ブレゼンスが東アジアにおいて薄れて仕舞う事を嫌った可能性も高いですね
ましてや、日本におけるアメリカの軍事的・政治的ブレゼンスが低下するのは、折角戦争してまで押さえ付けて来た日本を手放す事に成りはしないかとの焦りも見て取れる気がします
今や日本抜きには、アメリカも産業や軍事が成り立ちませんから
で、安部首相が何故、日本に取って余り好ましく無い構造改革やTPPを推し進めるのか?
中国包囲網が不完全で有り、ロシアとの関係が不確定要素に成り、北朝鮮の態度が相変わらずで有り、韓国が中国に近づいて居る以上、日本の国防の為に経済を犠牲にして日本国を守ろうと考えて居るのでは無いか?
本来なら、ロシアを含めた中国包囲網が完成すれば、アメリカ以外の核の傘が得られる可能性も有りましたし、ロシア軍の介入は中国に取ってアメリカ並の脅威です
インドとは昔から日本とは友好関係でしたし、中国とはインドも問題抱えてますから、大丈夫でしょう
日本の国防として考えた場合、ロシアとインドとの友好関係は、やはり重要な抑止力に成ります
しかし、ロシアが微妙に成った以上、アメリカの軍事力に頼らざるを得ないのです
近年に成って、大型輸送艦(誰がどう見てもヘリ空母)やイージス艦新造等軍備増強や、不完全かつ骨抜きでは有りますが(公明党が悪さしてますね) 集団的自衛権の法制化に着手したりと、安部首相の焦りが透けて見えます
韓国が宛にならない(昔から宛に成りませんが)以上、日米豪軍事同盟は非常に大事です
オーストラリアからの牛肉の関税下げたのも、国防的な思惑も有った事でしょう
仮に日本が核武装して、アメリカに準ずる軍事力を保持したとしても、日本一国で国防を賄うのは世界情勢から見ても、軍略面から見ても不可能なのが現実です
ならば、東南アジアやオーストラリアと同盟するのは自明の理でしょう
今の中国は大東亜戦争前の日本に立場が似ています
アメリカのドルペック体制にAIIB等で対抗し、海洋進出に依ってアメリカの国益や権益を危険にさらし、著作権や特許侵害で経済的損失を与える・・・
日本とはやった事が違いますが、アメリカが気に食わない行動をしているのは確かですね
日本も事の善悪は兎も角、アメリカが気に食わない行動をしていたのは同じです
大東亜戦争前、アメリカとの開戦を避ける為ギリギリまで日本は外交努力をしましたが、ハルノートを突き付けられて、開戦を余儀無くされました
※実際にはハルノート以降もパールハーバー奇襲ギリギリまで開戦を避けようとしていました
中国も、アメリカがその気になれば、絶対に開戦は無いとは言え無い状況な訳です
もっともその前に、中国共産党が瓦解する可能性も無くは無いですし、アメリカも色々工作活動してるでしょうけど・・・
緊縛した東アジア情勢から、安部首相が経済を差し出して、アメリカの防衛力をキチンと機能させようとして居るのでは無いか?と個人的に想像しております
果たして真実はどうなのかわかりませんが(笑)
今回は珍しく安部首相擁護見たいに成りましたが、満更全部ハズレでも無い気が致します
如何でしたでしょうか?
本日は論文界では『小説』と揶揄される、個人的な安倍晋三氏の考え方の『想像』を書いてみました
最初に第二次安倍内閣が発足する際と、現在の安倍内閣の経済政策が余りにも乖離が有ることから、もしかしたらこの様な事なのかも知れないと個人的には考えたからで有ります
あくまで『想像』なので話半分に読んで頂ければ幸いです
まぁ『小説家になろう』何ですから、たまにはこう言う物も宜しいかと?




