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並行世界に来た俺、そこにいた女の子たちがヤンデレで俺のことを取り合っている件  作者: okka-


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第一話 白い髪の少女

 俺は夢を見ていたんだと思う、


 でも、ぼやけていてうまく視えない、


 視界の目の前には白い髪の少女がいる、その少女は俺の前に近づいて、その少女に俺はキスをされた...?


 この子は誰...?


 気が付くと俺は、俺の家のベッドで自分は寝ていた。外は少し明るい。体の感覚もある。


 「どうして生きているんだ...?」


 俺はそう言う。だって自分は、死んだはずじゃ...?

しばらく呆然として、でもこのままでいても仕方がないと気づいた頃、自分の側においてあったスマホを手に取り画面を覗き込む。


 6月17日 6:20分


 だが、表示されていたスマホを見て自分はこれがおかしいことに気づく。


 「自分が跳ねられた日は8月だった...ならどうして6月になっているんだ?」

 

 とりあえず今の状況を整理してみることにする。

俺が死んだと思われる日は8月17日、ちょうど一学期が終わるかどうかくらいの日にちだ。だが、今表示されているスマホには、その二ヶ月前と表示されている。


「自分は戻ったのか...?」


 まず考えたのはタイムリープと言うやつである。

つまり俺が死んだことがきっかけで時間が戻った?なら立夏は?そう思いメッセージアプリを覗いてみる。


 連絡先には一番上にあった、俺が一番好きだった人の名前がなかった。


そして一番上には俺が知らない人の名前が乗っていた


「白凪」


この子は誰だ?


この「白凪」という人物が誰なのかが気になりメッセージの履歴を見てみることにする。

――――――――――


8月15日


白凪:葵〜明日の課題の答え見せて〜


俺 :またかよ〜


俺 :他に頼むやつとかいないんか?


白凪:だってー


白凪:こんなこと頼めるの幼馴染の君くらいだよ!


俺 :はいはい


――――――――――


 他愛のない会話だ、だけど俺はこの白凪っていう子を知らない。だって会ったこともないのだから。


 でもこの会話だけじゃわからない。俺には一つの考えが浮かんだが、本当かどうかもわからない。なんで他にも情報を集めることにする。


 次は俺の友人の山田裕二(やまだゆうじ)に電話をかけてみることにする。


 裕二は中学の頃からの友達だ。俺が中学の姿も知っているし、俺が立夏と付き合ったことも知っている。だから裕二に聞いたらわかるはずだ。


こんなのは冗談でしかないと。


 震える手で電話をかける1コール、2コール電話に出た音がする。

 

 「葵?どうしたんだこんな時間に?」


 俺は安心した。俺の知っている裕二だ。でもこのことについて聞かなきゃいけない。恐る恐る聞いてみる。


 「いやちょっと立夏のことについて聞きたくてさ。」


 そう言うと裕二はわけがわからないかのように返す


 「いや、立夏って誰だ?葵の友達か何かか?」


 「え、俺の幼馴染のことだけど。」


 「いや、お前の幼馴染は俺の知っている限りでは白凪だけのはずだ。」


 また「白凪」だ。裕二までそう言ってくる。


「すまん、急に聞いて悪かった、また学校で。」


 「おお?まあまた学校で?」


 そう言って俺は電話を切る。


 俺はこの会話から確信したことがあった。


―――――――――――――


まず俺は死んでいない。


そしてこの世界は立花がいた世界とは違う。


二か月ほど前に戻っている。


この世界には「白凪」という名の俺が知らない幼馴染がいる。


―――――――――――――


 「いや、意味が分からなさすぎるだろ...」

 

 俺はこの世界をとりあえず異世界と呼ぶことにする。だってどう考えても異世界だもん。俺がラノベとかで見ていたような剣と魔法があるような世界ではないけど。


 「じゃあ、元の世界は?」


 一瞬、元の世界に帰ることも考えはしたが、戻ったところで俺は生きていない。なのでこの考えはなかったことにした。

 

 「俺はこの世界で生きていくのか?」


 ちょっと嬉しくなってきた。この世界で俺は死んでいないし、あの浮気した幼馴染もいないんだから。俺はこのままこの世界で、もう一度やり直すことができるのだから。


 スマホのアラームが鳴る。そろそろ学校に登校する時間だ。


 俺は十分程度で準備をし、一人、テーブルでトーストを食べ、学校に行くことにする。なんか家の鍵が空いていた。ちょっと怖い、泥棒が入ってきてないか確認して、鍵を締めて家を出る。


 「行ってきます。」


 今は家にいない両親へとそう言う。


 そもそも、」俺は一人暮らしをしている。両親は出張で一年に一度くらいしか、家に帰ってこない。なので、俺は基本一人で居るか、たまに立夏が食事を作りに来てくれたくらいだ。でもこの世界にあの幼馴染はいないことにちょっと安心し、最寄り駅から電車に乗って移動する。


 俺の学校は、俺の家の最寄り駅から七駅ほど電車で移動して、徒歩で二十分の結構遠いところにある。なぜこんな遠いところにあるかというと、俺の高校は、まあまあ偏差値が高い、私立の高校で、校則がまあまあ緩いからという理由でこの高校にしたら、まあまあ遠くなってしまったということだ。


 俺は電車に乗っている間に、なにか元の世界と違うところはないかなど調べてみる。最寄り駅に着くまで探してはみたが、特に変わった様子はなさそうだ。俺の友達とかがいればよかったのだが、あいにく俺の家からはかけ離れているので聞くこともできないしなー。


 というか、俺が別の世界から来たってことってバレたら結構まずかったりするのか?まあ普通に考えたら、いきなりそんなことを友達が言い出したりしたら、変なやつって思うよな、絶対。


 「俺が別の世界から来たっていうことを話すのはやめておこう。」


 そう、学校まで歩きながら、小さくつぶやくのだった。


 そんなこと言っているうちに学校についた。やっぱり学校も見た感じ変わってないなー。

 

 俺のクラスである、二年二組に入る。


 「んーおはよー。」


 そう挨拶を交わしていく。自分の席に座ると、裕二が自分の机の上に座っていた。


 「裕二かよー、いつも俺の机座りやがって。」


 そう行って無理やり裕二を机から下ろす。


 「痛い痛い、ごめんってー。」


 「てか葵、朝、白凪って誰?みたいな通話してなかったっけ。」


 「いや、普通に朝寝ぼけてたわー。」


 「だって白凪は、葵のことが...いや。」


 「なんだってー?」


 「いやなんでもない。」


そんな曖昧な会話をする。


すると裕二が


 「そんなこといってたら、白凪来たやん。」


 「ゑ?」


 振り返ってみると、そこには、夢で見た、あの白い髪の少女が立っていた。



 どうも、なろうの方でも、週二回で投稿しようと思います。もうちょっと先の内容が見たくなったら、カクヨムの方を覗いてみてください。

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