プロローグ
どうして俺がこんな目にあうことになったのだろう。
俺―柊 葵 はそれなりに高校生活を送っていたと思う。友達もたくさんといえるほどではないがそれなりにいて、いい関係を保てていたと思うし、大好きな彼女だっていた、なのに。
俺の彼女だったはずの紫崎 立花は知らない男の隣にいてこう言った。
「私、あなたと別れたいの。」
「え?」
俺は彼女が何を言っているのか理解できなかった。別れる....?冗談だよな....?俺は悪い夢でも見てるんじゃないかとほおを引っ張るがただ痛いだけだった。
俺と立花は家が隣で幼稚園の頃から一緒にいた仲、いわゆる幼馴染というやつで家族ぐるみでも仲が良く幼いころ毎日のように一緒に遊び、恋心を持っていた俺が高校の頃に立花に告白して付き合ってそれ以来、立花に嫌われるようなことをした覚えはないはずだ。
なのにどうしてだ...?俺はどこで間違った...?
そう頭の中が高速で回転している中、立花はまた喋りだす。
「あなたといても私は楽しくなかったし、あなたとも幼馴染だから少し付き合ってただけ、あなたのこと好きでもなんでもなかったの。」
そして隣にいた男もしゃべりだす。
「だってさ彼氏君、立花は俺がもらってやるから大人しく諦めな。」
そう言ってふたりは体を抱き寄せ合い自分に見せつけるかのようにキスをする。
「もう行きましょ、こんなやつほっといて。」
そう立花が言う。
「じゃあな元彼氏君、二度と立花に近づいてくんなよ!」
そう言って二人がどこかに行くのを俺はただみていることしかできなかった。何も言うことができなかった。俺は悲しいのか、悔しいのか、怒っているのかすらわからない。
どのくらい時間がたったのだろう。気が付けばさっきまで夕方で少し明るかったはずの空は暗くなり心なしか少しづつ雨が降っている気がする。なのに、立ち上がる気がおきない。このままどこか違うところへ行けたのならどんなに楽なのだろう。だけどこのままいるわけにもいかずしぶしぶ家に帰ることにする。
横断歩道、自分は赤信号を渡っていたことに気付かなかった、
前からトラックがけたたましいほどうるさい音を鳴らしながらちかづいてきていることにも、
自分は跳ねられる間際、
もし次があるなら、もう一度やり直せるのだとしたら、
自分はもっと愛されたかった、
そう思ってしまった、俺はいなくなりたっかはずなのに、
俺はどうしたかったのだろうか、
俺はどうなってしまうのだろうか、
どうも皆さん初めまして、okka-です。普段はカクヨムの方で連載しているんですけど、思っているより人気が出そうだったので、なろうでも連載することにしました。良かったらカクヨムの方ものぞいてくれると嬉しいです。
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