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夢幻戦隊MSガールズ  作者: 硫化鉄
第八話 「どきっ☆女だらけの水泳大会♪・後編」

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アバンタイトル 前回は……?

「弧次郎さん! 決めるわよ!!」

「応っ!!」


 レッドがウンディーネに向けて助走し、高く飛び上がる。


「とう!!

 ひっ……さつ! 奥義! 万斬刀!!」


 飛んだはずの飛沫、そして斬られたはずの本体は、また一つに集まり人型を形作った。


「……えっ!?」


「おーーーーっほほほほ! 無駄よ無駄無駄!

 ウンディーネは水! 剣で斬れるわけなーいじゃなーい?」

「そうそう、なーいじゃなーい?

 うーっふっふっふっふ……!」


 勝ち誇る黄仙と仙狸。


「うそ……。万斬刀で斬れないなんて……うそ……!」


 それは、あかりが初めて遭遇した、自分の力が通用しない敵だった。



 そして、狐仙達はついにウンディーネを完成させる。


「ウンディーネの最後のひとしずく、持ってきたよ!

 これで悟空様の作戦も最終段階ってもんさね」

「やったー!!」


 バンザイして喜ぶ仙狸。黄仙は


「じゃあ早速、ウンディーネのしずくをこの水筒に……」


「おうともさ!」


 黄仙の水筒に、狐仙の水筒からひとしずく、したたり落ちる。

 ウンディーネの力全てが、現世界に結実した。



 水の精霊を斬る事が出来ず、失意のあかりは、弧次郎からも見放されてしまった。


「お前は何故剣を振るう?」


「えっ……?」


 考えた事もなかった質問。

 言葉を失ったあかりに、弧次郎は容赦なく言葉を続けた。


「理由もなく剣を振るう者には、何も斬ることは出来ない」

「それは……! 敵を倒して……みんなを……守るために……」

「……話にならん」


 あかりは、目の前が真っ暗になるのを感じていた。



「長官……あたし……弧次郎さんに……」


 教え子が打ちひしがれている。水上は教師としての矜持を持って、彼女を支えようと考えていた。


「那須野も鷹城も、戦う理由は同じだろう。

 しかし、お前達は三人とも戦い方が違う。

 富士宮は、何故剣を振るうんだ?」

「それは……」

「それが見えてきた時、はじめて富士宮は自分の技として、二人の技として、必殺技を生み出す事ができるんだと私は思う」

「剣を、振るう理由……。

 ……わかりました、長官!

 っていうか、まだわからないけど……。

 必ず、見つけてみせます!」


 あかりは自分の答えを見つけるため、再び立ち上がった。



 その頃、アラジンも動き始めていた。


「偵察……ですか? アラジンさま」


 アラジンの命を受け、ジニーは現世界に出陣した。



 そして、今回の敵、ウンディーネを完成させた狐仙シスターズ


「MSガールズの小娘ども! 覚悟しておくんだねぇ。

 この狐仙シスターズが来たからには!」

「来たからには!」

「来たからにゃー!」


 彼女らは、これから始まる戦いへの期待に沸き立っていた。


「必ずや、現世界を闇に染めて……せーのっ」

「見せるからねっ!!」


 三人の高笑いが夜の街に響き渡った。


「あーーーっはっはっはっは!」

「おーーーっほっほっほっほ!」

「うーーーっふっふふうふっふ!」


 戦いの時は、迫っている。


「ねえねえ、やっぱり『うふふ』で高笑いは難しいよう~」




 妄想、夢、虚構……人類の想像の世界は、実は全てつながっている。

 妄想界……その世界の闇の力が増大し、現実へと侵攻を開始したとき、

 三人の戦士が、その妄想の力を駆使して立ち向かう!


あかり「夢幻戦隊!」


三人 「MSガールズ!」



OPテーマ「夢幻戦隊MSガールズ」


(あかり)もしも夢が消えたなら

(智恵) 人の心の灯が消える

(美佳) 光を奪い闇に落とす

(三人) 悪のディスペアー許せない


(あかり)

夢に舞え!希望に走れ!

心にあふれる無限のパワー

夢想の力を体に宿し

今こそ戦え!「念写!!MSシンクロナイズっ!!」


切り裂けジラード!「……はぁぁぁっ!」

必殺キーック!「もっと踏み込め!」

一秒三万発の光速パンチ!「それは……無理だ」


(三人)

そうさ無限!夢幻!不滅の心

無限 夢幻 無限 夢幻戦隊MSガールズ!

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