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夢幻戦隊MSガールズ  作者: 硫化鉄
第五話 「確執、そして恐るべき凶魔獣」

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シーン10 現世界某所。

 耳をつんざくような声も、その三人にとっては無視できるほどのノイズでしかなかった。

 アラジン、ジン、ジニー。

 最大音量で鳴き声を放っている凶魔獣は、それでもまだ完全ではない。

 三人は凶魔獣・鵺の誕生を見守っていた。

 鳴き声が強まり、街中から負のエネルギーが鵺を構成する動物たちに集まっていく。

 その身体が、鈍く光を帯び始めた。


「……そろそろか」


「はい、アラジンさま」


 アラジンとジニーの短いやり取りに、二人の確信が滲む。


「いやもうドキドキしますなぁ。わくわくもしますなぁ。

 冷静でいたい気持ちは山々川々谷々海々空々崖々沼々池々……。

 はっ! イッケイケでございますなぁ、しみじみと」


「……おとたまうるさい」


 いつものように一人で盛り上がる父を冷たい一言で黙らせて、ジニーはハンディタイプのエネルギーメーターを確認した。


「鵺のエネルギーレベル99.8%。まもなく完全体になります!!」


 鵺の鳴き声が、更に強く響き渡った。

 強大な力を持つ凶魔獣・鵺の覚醒は目前に迫っていた。

 しかし、智恵とホーキングの確執は決定的だ。

 果たしてMSガールズは恐るべき凶魔獣・鵺を打ち破ることが出来るのだろうか……?

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