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夢幻戦隊MSガールズ  作者: 硫化鉄
第五話 「確執、そして恐るべき凶魔獣」

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アバンタイトル 智恵の……?

 智恵は、泣いていた。


「魔法なんかない……。魔法なんかないんだもん……」


 泣きながら幼稚園から帰って来た6歳の智恵。

 その心は暗さと冷たさが支配している。

 幼い智恵には、ただ泣くことしか出来なかった。


「将来の夢。

 私の将来の夢は、科学者になる事です!」


 教室で作文を読む、8歳の智恵。暗く冷たい心はもうどこかに消えていた。

 今の智恵は、将来への希望に満ちていた。


「それは、科学者は、何でも発明して、なんでもできるからです。

 私は、これからもいっぱいいっぱい勉強して、なんでもできるえらい科学者になって、世界中を、もっともっと発展させていきたいです!

 二年一組 鷹城智恵」


 そして、高校生になった智恵は、今でも同じ夢を信じている。


「大丈夫。科学って言うのはね、人間が空想できることは、全て実現できるのよ。

 今は無理でも、必ず科学は全てを実現するわ。……私の計算によれば!!」


 …なのに。


「魔法ってのはなぁ、科学なんだよ!」

「ばっかじゃないの!? 魔法のどぉこが科学なのよ!」


 自分の声に重なって、昔の自分の声が聞こえた気がした。


「魔法なんかない……。魔法なんかないんだもん……」


 その声は、ずっと泣いていた。



「ん……っ……。あ、うとうとしちゃったみたい……」


 目を覚ますと、智恵は机に突っ伏して眠っていた。

 目の前には書きかけのルーズリーフ。


「ダメダメ、寝てる場合じゃないわ。あたしも必殺技考えなきゃ……。

 知力のブルー! らしく、科学の力を使った必殺技……」


 ふわぁ、とあくびをして目をこすると、その指が濡れた。


「……え? あれ……?

 なんであたし、涙出てるんだろ……?」



 妄想、夢、虚構……人類の想像の世界は、実は全てつながっている。

 妄想界……その世界の闇の力が増大し、現実へと侵攻を開始したとき、

 三人の戦士が、その妄想の力を駆使して立ち向かう!


あかり「夢幻戦隊!」


三人 「MSガールズ!」



OPテーマ「夢幻戦隊MSガールズ」


(あかり)ジラード!

(智恵) キングガン!

(美佳) ウォルツール!


(あかり)もしも夢が消えたなら

(智恵) 人の心の灯が消える

(美佳) 光を奪い闇に落とす

(三人) 悪のディスペアー許せない


(智恵)

夢が教える!希望が導く!

心が生み出す無限のアイデア

夢想の知性を体に宿し

今こそ戦え!「念写!! M・Sインストールっ!!」


撃つぞキングガン!「まかしとけ!」

科学の力!「魔法もだっ!」

科学と魔法と科学の力!「……もういい」


(三人)

そうさ無限!夢幻!不滅の心

無限 夢幻 無限 夢幻戦隊MSガールズ!

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