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夢幻戦隊MSガールズ  作者: 硫化鉄
第四話 「幸せの黄色い……」

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アバンタイトル 前回は……?

「お許しを……! お許し下さい卑弥呼様!!」


 神託の間に、アラジンの悲鳴が響き渡っていた。


「悪魔……ビィィーーーーーームッ!!」

「お、お許しを~~~!!!」


 ビームの発射音とアラジンの悲鳴が織りなす和音に、卑弥呼の声が混じる。

 そして。


「悪魔ポイズーーーーン!」

「や、やめて……」


 卑弥呼の尻尾がするすると伸び、悟空のおしりに突き刺さった。


「あ……うわぁぁぁぁ!!!! 腹が……腹が減った~~~!!」

「次の作戦は、悟空、お前が指揮をとれ! アラジンの指揮で不満ならば、お前がやって見せろ!」

「は……はい……!! 必ずや、闇の力を増大させ、あの人間どもも打ち倒してご覧に入れます……!!」


 今回指揮をとるのは、孫悟空。彼は秘策を携えて、部下のもとへ向かった。



「なるほど……それであたくしに出番が回ってきたと……言うことですわね」


 狐仙は喜んで、悟空とともに現世界に飛び立った。


「小ひょうたんの方はすでに人間どもにばらまいてございます。

 あとはこのひょうたんのふたを開けるだけ……」

「小ひょうたんがどれだけの人間を集めるか……楽しみだな! じゃ、後は任せるぞ!」


 物を食いながら飛び去る悟空を見送って、狐仙は笑みを浮かべる。


「……では。このひょうたんの力、とっくりと見せてもらおうかねぇ……」



 盛り上がりが頂点に達している後京ドームで、最初の事件が起きた。


「アリーナぁ!!」


 スーパーアイドル姫咲ゆうきの呼びかけに、大きな歓声があがったその瞬間、アリーナにいた観客が消失した。

 そして。


「スタンドのみんな~~~!!!」


 スタンドの観客が応え、観客の全てが消失した。一人を除いて。


「え……あれ? み、みんな?」


 静まり返ったドームに、姫咲ゆうきの声が響く。


「あ……あれ?」


 ただ一人残されたのは、あかり達のクラスメート、春川純だった。



 そして翌日、あかり達をピンチが襲った。


「お前達、ちゃんと説明しな。こいつらは一体何で、今ここで何やってたか」


 担任教師水上に、MSガールズの全てがばれようとした時……。


「あの、先生……」

「ん? なんだ?」


 返事をした瞬間、水上が消え去った。

 さらに。


「あかりちゃん、智恵ちゃん……」

「ん?」

「なに? 美佳」


 あかりと智恵も消えてしまう。


「あれ? あかりちゃん? 智恵ちゃん?」

「くぁ~~~!!! だから言った・・・いや、言いかけただろーが!

 ディスペアーのやつらのアイテム、お前のケータイにくっついてるんじゃねえのか!?」

「何……ッ!?」

「そ、そんな……」


 昨夜、美佳が机の上で見つけた、赤いひょうたんのストラップ。

 これがあかり達を消した原因なのか……。


「どうしよう……あかりちゃんも、智恵ちゃんも消えちゃって……。

 どうしたらいいの……?」




 妄想、夢、虚構……人類の想像の世界は、実は全てつながっている。

 妄想界……その世界の闇の力が増大し、現実へと侵攻を開始したとき、

 三人の戦士が、その妄想の力を駆使して立ち向かう!


 あかり「夢幻戦隊!」


 三人 「MSガールズ!」



 OPテーマ「夢幻戦隊MSガールズ」


(あかり)ジラード!

(智恵) キングガン!

(美佳) ウォルツール!


(あかり)もしも夢が消えたなら

(智恵) 人の心の灯が消える

(美佳) 光を奪い闇に落とす

(三人) 悪のディスペアー許せない


(美佳)

 夢を奏で!希望を描け!

 心を奮わす夢幻のアート

 夢想の芸術、体に宿し

 今こそ戦え!「念写!!MSコラボレートっ!!」


 描けウォリュチュ……「お、お嬢様?」

 ウォ ウォルツツツ……「し、しっかり!」

 描け奏でろ!ウォ ウォ ウォルツーリュ……「さ、最後まで……」


(三人)

 そうさ無限!夢幻!不滅の心

 無限 夢幻 無限 夢幻戦隊MSガールズ!

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