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Project CODE:γ  作者: 森田光輝
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第4話「運命の時計」

僕は裏路地を通ってひたすらに走った。

僕がいた建物が見えなくなるまで。

人間だったものはそこら中にいて、人を襲っている場面も何回も見た。

だけど、助けることはできなかった。

見て見ぬふりをして、ただ走った。



ーーーーー20XX年 10月13日(火)11時50分ーーーーー 


それからしばらく走ると大きなショッピングモールが見えてきた。

大きな入口前には人間だったものが多数いた。

ただ、中には入れていないようだ。

もしかしたら生存者がいるのかもしれない。

僕は裏口を探すために周辺を見回った。

ただ、人間だったものも周回しているため容易に近づけない。

どうすれば...........


..........?

あそこは業者用の入口だろうか。

運搬車両が中に見える。

幸いにも人間だったものは近くにいないようだ。

今しかないかもしれない

僕は業者用の入口に向かった。

しかし、僕は驚く光景を目の当たりにした。

........死体が2体、入口近くにあった。

だがどちらも変異した状態だった。

死体の損傷を確認したが多数の銃痕があった。

警察官が中にいるのだろうか....?


僕はそのまま業者用の入口付近にあったショッピングモールへ入る入口から中に入って廊下を

歩いている。

鍵が開いていたのはさっきの警察官と思われる人物が中に入ったのかもしれない。

幸いにも電気は通っているようで暗闇ではない。

廊下の途中でフロアマップも発見できた。

僕もたまにこのショッピングモールに来ていたが、詳しくはないためフロアマップをノートに

簡単に書き写した。

このショッピングモールは西棟と東棟の2棟でできており、それぞれ地下1Fから5Fまである。

今は西棟の北側 1Fにいるようだ。

廊下を歩き続けると関係者用の休憩室を発見して、中を探索したら下記のものが見つかった。


・非常用のフラッシュライト

・少量のチョコレート

・ライター

・煙草


物を置いていた人には申し訳ないが、今は緊急事態ということでもらわせて貰った。

その後、廊下に戻って歩き進めると扉があったためそこから出ると、中央のエリアに人間だったものが

複数徘徊していた。

近くのエスカレーターにも1体いるため迂闊に近づけない。

となると、すぐ横にある階段がまだ安全かもしれない。

階段に向かったが人間だったものはいなかった。

そのまま2Fに向かった。

2Fの通路には人間だったものは見えないため、まだ1Fと比べて安全そうだったのでこのエリアを探索

することにした。

通路には衣服の店しかないようなので、この階は衣服がメインかもしれない。

ただ、通路の奥には携帯ショップが1件あった。

しかしシャッターは閉められていた。

もしかしたらシャッターを下ろしただけで鍵まではかけていないと思い、シャッターを上げようとしたら案の定、上げることができた。

ただ、中は真っ暗だった

先程、手に入れたフラッシュライトの電源をONにして店の明かりのスイッチを探した。

店の受付と思わしき所にスイッチがあったため、ONにした。

すると奥に店員用の入口が発見できたためそちらに向かおうとしたところで、近くの携帯が落ちる音が

した。


そこには人間だったもの姿があった。

まずい!

今手には武器がないため何もできない。


だが、人間だったものはあたりをウロウロしだしただけだった。

ひょっとして、目はよくないのか?

安心して慎重に動こうとしたころで、何かに手が当たって床に落ちてしまった。

人間だったものが音に反応しなかったので、安堵したところで何(・)か(・)の(・)匂(・)い(・)が(・)し(・)た(・)。

床を見るとアロマらしきものの液体がこぼれていた。

匂いがすると同時に人間だったものはこちらに向かってきた。


まずいまずいまずまずい!

人間だったものは一歩一歩こちらに向かってきていた。


緊張して出た汗が肩から手の甲に伝わってきた。

僕はその場から一歩も動けなかった。


心臓が異常な勢いで動いていく。

人間だったものと僕との距離が1mもない。


僕が死を覚悟したとき、扉が開く音がして一人の男が出てきて、

「伏せろ!」


その言葉聞くとともにすぐに伏せると銃声が鳴り響いた。

人間だったものの方を見ると頭を撃たれていた。

だが、頭を打たれてもよろめいたものの一発では死ななかったため、先程の男に飛びかかろうとした

ところで男は人間だったものの足に一発、撃ち込んだ。

足を撃たれた人間だったもののは膝をついたが、男が走って警棒でひたすらに頭を殴った。

そして殴り続けた。



何時間もたったように感じていたが、やがて殴る音が聞こえなくなると男が俺に手を差し伸べながら

「大丈夫か?」


それが彼との出会いだった。




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