嵐の前触れ?
私はこの世界の情報を得るため図書館に向かっていました。
活気がある石造りの路地をあるいていると、「昨日はナイスファイトだったな!」人とすれ違う度に言われました。
「ありがとうございます」と当たり障りのない返事をしながら歩いていると、図書館につきました。
窓をみると3階立てということがわかります。
私は扉を開け、受付にいる司書の女性に声をかけました。
「図書館を利用したいのですが」
司書さんが珍しそうに私をみると、ぽんと手を叩き。
「ああ、例の方ですかこちらをどうぞ」
私は図書館の利用に関しての注意と書かれた紙を受けとりました。
館内火気厳禁やら、飲食は指定されたスペースでだとか本の持ち出し原則不可だとかが印字されています。
そして何故か最後に手書きで、国民しか利用できないと書かれていました。
私は何故手書きと疑問を感じましたが、まあいいかと読み飛ばします。
「ありがとうございました」
私は礼を言い利用規則の書かれた紙を返しました。
「ごゆっくりどうぞ」
私は頭をさげて礼をし、資料室に入りました。
昼頃でしょうか、私は資料室にこもり情報を集めていると、アネッテさんとスティナさんが私に会いに来ました。
「ショウさんのことでお話があります」
そういってわたしを図書館の外に連れ出すのでした。
アネッテさんとスティナさんは、私を喫茶店に連れて来ました。
私達は席に座り、スティナさんが人数分の紅茶を頼みました。
そして紅茶を1口頂いたところで話し合いを始めるのでした。




