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異能学園  作者: 水田秋
第二章
66/66

66話今の全力を

俺とグラムの拳がぶつかり合う。衝撃で木が根から吹き飛ぶ。グラムはサエナキとの戦闘から少し時間が経ったことで能力が解除されてた。そのおかげか、サエナキはグラムにチコラで勝っている。


(そういえばおれ、慈佐に解除してもらってないのに、能力が使える……ベルゼブブと会ったらかな)


「おい戦闘中に考えごとか!?」


グラムの神速の拳が飛ぶ。こいつ、こんな威力の拳をジャブ感覚で撃ってきやがる。

神速の拳を避けながらも、サエナキは機会をうかがっていた。そして次の瞬間、サエナキの拳がグラムの顔面に当たる。

グラムは少し後ずさる。硬い体からは鼻血が出ていた。


「力が強くなってるのか……でもなぜ……」


グラムがボソボソとつぶやく。


「まぁでも……どうでもいいや、面白そうだし」


グラムが地面を蹴り上げ近づく。そのまま右フックがとんでくる。俺は頭を下げ、避けるが頭を下げた先に物凄い勢いでとんでくる膝、その膝にあたり、俺は少し上空へ浮く、グラムはそんな俺を蹴飛ばした。

木を何本もへし折りながら俺は遠くへ飛ぶ。

体に衝撃が走るたび顔をしかめる。やっと止まったと思ったら森から出かけていた。後には海が見える。

なんて蹴りだよ、耐えた俺の体に感謝だ。

グラムが空から大きな岩石を投げつける。俺は拳で叩き割るが、後にグラムが回り込んでいた。

グラムの拳が俺の横腹めがけて跳んでくる。だが俺はグラムの拳をつかむ。

俺は虚空の力で空へ飛び上がる。そのままグラムを地面に投げ飛ばした。


「こんなんでダメージがはいるわけ――


「地面にぶつけるのが狙いじゃねぇよ」


俺は手を合わせる。するとさっき俺が破壊した岩石の欠片がグラムに集まる。そのままさっき殴った時の衝撃で吹き飛んだ木を、へし折った木を集め、圧縮一つの玉に仕立て上げた。10メートルほどの玉からグラムが出てくる。体中に浮き出た血管は今にも切れそうだ。

だが、これだけの圧力をかけてもあいつには無意味なのか。

だが俺はこの動けない瞬間を狙っていたのだ。俺はグラムへ一瞬で近づく。そのまま拳を腹へ叩き込む。

虚空の力は腕に理力を集中させ放つ技だ。もちろんためればためるほど強くなる。さらにそこにブッラク・S・ライジングのスピードを足せば。

グラムの口から血が溢れ出す。

絶大なダメージ、俺はそのまま全力でグラムを殴り飛ばした。


「終わりにしようぜ、グラム、俺とお前、どっちがつよいか」

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