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第六章 選択の時
私は追放された。
罪状は「国家転覆の疑い」。
だが、領民たち、改革派の若手貴族たち、そして──セリーナが、私を支持してくれた。
「ソフィア様がいなければ、私の声は届かなかった……」
「私たちも、フレイヴェエン地方に行きます!」
多くの人々が、私の追放に抗議した。
そして、王都を去る日。
私は最後に、王太子に会いに行った。
「アルバン。あなたは正義を信じている。でも、正義は一つじゃない。民の声に耳を傾けることも、正義よ」
彼は黙ったまま、私の顔を見つめた。
「……貴様が正しいのか、間違っているのか。私はまだ、わからない。それでも、私は歩き続ける。それが、私の生き方だから」
馬車に乗り込み、私は王都を後にした。




