笑顔が見れたから
男子と話しちゃダメと弟たちに散々説教された後、私たちはご飯を食べることにした。
運良く近くに美味しそうなご飯屋さんがあった。
ご飯屋さんに入ってそうそう問題が発生した。
誰がどこに座るかだ。
私はどこでもいいのだが、弟たちはそうではないらしい。
「もうじゃあジャンケンで決めちゃってよ〜」
そう言うと弟たちはメラメラと拳を掲げ始めた。
(なんて大袈裟な!前に座るのも横に座るのもそんなに変わらないと思うんだけどなぁ)
結果双子たちがジャンケンで勝利し、私を挟んで座ることになった。
座敷の席だったため2人ともぴったりとくっついて私の腕に巻きついてくる。
2人ともほんとに甘え上手でついつい頭を撫で回したくなってしまう。
そしてご飯がやってきた。本当に美味しそうだ。
「みんなのも美味しそうだね!さぁ食べよう」
「「いただきまーす」」
みんなで手を合わせて食べ始める。
「姉貴これ食べていいよ、はいあーん」
瞬がそう言いながら手を出してくる。
「ん!美味しい!ありがとう」
「あ!ずるい!!」
「僕のも食べて〜〜」
瞬が私に食べさせているのを見てみんなしたくなったみたいだ。
次々に口に運ばれてくる料理はどれも美味しい。
(いろんな料理食べれて幸せだな〜〜)
「ん?今思ったんだけどみんな頼んでるの私の好物ばかりだね」
「あ、バレちゃった...姉ちゃんにあーんしたかったの」
(何その理由!?可愛すぎる...)
「ってそれで良かったの!?私はすごく嬉しかったけど...」
「いいの!お姉ちゃんが幸せそうに食べてるのが1番嬉しいもん!」
「そう。姉貴の笑顔でお腹いっぱい。」
「そっか...ほんとにありがとね〜」
どこまでも姉ファーストな弟たちになんだか申し訳ない気持ちになったが、素直に嬉しい。
(こんなに姉思いの弟に恵まれて幸せだなぁ)
そう思うゆかなのだがどんどん弟たちの沼にハマっていってることは全く気づいていない。
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おいしいごはんを堪能した後、温泉街を見て回りお土産を買った。
私たちの久しぶりのお出かけはもうおしまいだ。
「石崎さん帰りもよろしくお願いします!」
そう言いながら私たちはまた石崎さんの車に乗り込む。
石崎さんに今日の思い出を話してる間に弟たちは疲れ果てて車の中で眠ってしまっていた。
(いっぱい歩いたもんね。寝顔はいつもより幼くてかわいいなぁ)
そんなことを思いながら今日の出来事を思い返す。
いろいろ事件が起きつつもやっぱりみんなと過ごすのは楽しかった。
「んっ...お姉ちゃんは寝てなかったんだね」
双葉が目を覚ました。
「うん。みんなの寝顔が可愛くてね。双葉今日楽しかった?」
「それはもちろん!しっかりリフレッシュできたよ!明日からのお仕事も頑張れそう」
「それは本当によかった」
双葉はすごく眩しい笑顔を見せてくれた。
(今日は元々双葉のためでもあったもんね。双葉のその言葉と笑顔を見れてよかった。またみんなで出かけられるといいな)




