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異世界放浪~クラフトワークス~  作者: 紫野玲音
第一章 異界の村と錬金術
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18 調合の訓練 ②



 翌日は、主に錬金術の材料となるもので【蒸留水】と【触媒】を習った。

蒸留水はなくてはならない素材だそうで品質の向上を助けたり、触媒同様、レベルが上がると《特性》を移すこともできるそうだ。師匠は一通りのレクチャーをすると、自分の用事に戻っていって、時々声をかけて様子を見に来てくれた。レシピを元にどんどん作り上げていく。



  レシピ【蒸留水】:(水)2、(燃料)1、(布またはその原料)1



(水は普通の水1で大体カップ1/2くらいだから、丁度、計量カップ1杯、水以外は大匙(おおさじ)1杯くらいの量でいいんだよね。それから燃料は…布の材料なら採取したほうの羊毛でいいや)



 錬金釜に材料を入れ、呪文を唱える。すると窯の中にパッと炎が広がり赤い魔法陣が浮かび上がった。

そこに3つの点が線でつながり山を描いていた。(これなら多くないから、間に合うね)

 点をポンポンポンとなぞると線がピカッと光って、キンっと音が短く鳴った。


(!!!!!)



『鑑定』[蒸留水(水):(品質A)/(特性)なし]



(やった~)


 アーシアは試してみたいことがあった。採取スキルで、鉱物というのが取れる。


『鑑定』して、【スハレ鉱石】という名前であるとわかった。ビィドメイヤーの錬金術の本にも、【スハレ鉱石】は出てきて、レシピにも登場している。


 だが、名前が分かってもどんな成分で構成されているかわからなかったのだ。そこで、『鑑定(アプレイザル)』ではなくて『解析(アナライズ)』と唱えてみると、中にどんな成分が入っているのかずらずらと表示されたのだ。そう、慌てるほどずらずらと。



解析アナライズ


[蒸留水:水 (H2O):ほとんどが水分子 微量にカルシウム残留]


(やった~!!!成分表がでてきた。ほとんど水分子だって。でも、少し残留物があるっていう意味かな…)



『調合』『調合』『調合』『調合』『調合』



 次々に、【蒸留水】ができてくる。



解析アナライズ


[蒸留水:水 (H2O):ほとんどが水分子 /薬品、化粧品の材料として適している]


(できた!けっこういい精製水になったんじゃない?蒸留水って飲むのにはあんまり適さないんだっけ…今度はおいしい水でも『調合』したいなぁ)


 サバイバルバックに入れた携帯用浄水器は、かなり優秀でオーツ家に拾ってもらう前は、アルディアに飛ばされると、よく使っていた。とても助かったグッズの一つだ。

(びっくりするほどよく濾過できてたなぁ。)


(錬金術なら好みの感じのおいしいお水も作れそうじゃない?)


 できた水を瓶にどんどん詰めていく。かなり溜まってしまった。



 用事を終えたのか、カタリナ師匠がやってきた。



「さて、どんな感じ?」


「はい、蒸留水は結構できました」


「うんうん、アーシアはかなり優秀だね」



 ふふふと笑って「もう、どんどん進んじゃおうね。次はね…」



  レシピ【触媒】:(粘土)1(中和剤)1



 触媒に関しては、アーシアは中和剤がまだ作れないので、訓練ノックをしないで、師匠と一緒に作ってみるだけにした。触媒は一回で沢山出来た。まだ時間があったのでこの蒸留水を使ってハーブウォーターを作ることになった。キャリーローズという種類の花のドライフラワーを師匠から貰い、言われた通りに錬金釜に材料を入れる。


(わぁ~、なんかたのし~~~い!!)


『鑑定』


[キャリーローズ水(素材・水):(品質B)よい香り HP回復・微 殺菌効果・微 肌が滑らかになる/(特性)よい香り・リフレッシュ]


(わぁ、品質も上がった~強くないけど…いい香り!別のもう少しおしゃれな瓶に入れたいな)


 蒸留水と同じ瓶だと間違ってしまいそうだ。

タグに名前を書いて、瓶のふたにつける。タグの余白にお花の絵もデフォルメして、小さく描いた。

(ふふ、かわいい)

こっちに来てかさついた、アーシアのお肌にもいいかもと考えた。


(殺菌ってあるから、ちょっとニキビ向きかなぁ?夏に使うほうがいいのかな)


 試しに、顔にそっと塗ってみた。キャリーローズのさわやかな香りが、肌に、すぅっと吸い込まれて、しっとり潤う。

 ありがたいことに、皮膚が()みることもなかった。


(おお、しっとり!HP回復があるからかな。それにしても、ふふ、肌荒れにHP回復…ふふふ…)



 あっという間に時間が過ぎ、楽しくてもっとやりたかったが、切り上げて、作ったアイテムを入れた。

空間収納(ストレージ)は、魔法のせいかアイテムが劣化しない、腐ったりしないようなのだ。

気が付いた時は驚いたが、なんでも気兼ねなく入れられて、安心だ。(神さま、ありがとう!)


 本当に便利で、蒸留水のようなもののストックには助かった。



 そして、みんなで夕飯の仕込みをすることにした。



 沢山作りすぎた蒸留水を使ってスープを作ったが、素材の香りがより引き立っているような気がした。






錬金術の訓練を通じて、鑑定スキルも上がっていっています

伏字になっていたりするのは、レベルが足らなくて途中文字化けして見えていないイメージで書いています

アーシアは現段階で、採取スキルが一番高いです


また、明日よろしくお願いします!

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