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ヘロンの公式の件の続き
――次の日
杜鵑「お父さんに訊いたけど・・・特許許可局」
庭子「なんてフガ?」
杜鵑「ヘロンの公式に著作権なんて無いってさ・・・特許許可局」
大葦切「ほら、著作権なんて無いってさ行行子。
雉くん、詐欺の手羽先になっちゃダメだよ行行子」
雉「じゃ、じゃあ、ヘロン先生が嘘ついたって言うのかよケンケン」
大葦切「だから、『ヘロン先生』なんて、もともと居ないんだってば行行子(笑い)」
雉「ぼ、僕、本当にヘロン先生に会えたと思ったのに(グスン)・・・ケンケン(半べそ)」
大葦切「な、泣くなよ行行子。キジバト印の牛乳をあげるから・・・機嫌直してよ行行子」
雉「あ、ありがとう、大葦切くんケンケン」
大葦切「悪いけど、牛乳の代金は、後であの箱からもらうから行行子」




