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第6話 コンフリクト・ソード

(さて、どうしようか)

九尾の妖怪、藍は男を引きずって自宅へ向かっていた

その男、想刃は意識はないにも関わらず強く大剣を握りしめて離さないでいる

(強靭な精神力だ。人とは思えん)



突然目を覚ます

「目覚めた?!」


想刃は咄嗟に体を回転させ藍の腕を振りほどくと、両手を地面について体を地面と垂直にし、高く跳び上がった。

「翔翅「翼の影飛」!」

跳んだベクトルの中で体の体制を整えると、タルワールを構えて妖怪を牽制するかのように周辺一体を切り刻んだ


藍が乱れ飛ぶ斬撃をかわして彼を追う頃には、あの男の姿は見えなかった



「紫さまに早く…知らせないと…」


藍は自宅へと駆けていった






-----------------------------------


この八雲という女の人のあの謎の空間についていくと、突然畳部屋に到着した。

この部屋、テーブルもあるし奥に台所も見えるとこからリビングといったところか


「らーん!…まだ帰ってないのかしら」




「流石に汚れすぎね」

紫が彼の服をみて言うと、部屋のタンスを開いて中を探った。



・・よく見ると璃月の着ていたパーカーは汚れて擦りきれていた。

戦ったせいだろうか



「これに着替えなさい。」

紫は甚平風の着物に似た服を璃月に手渡す


「いや、でも…」


「遠慮しなさんな。着替えて来なさい」


僕は仕方なく着替えることにした。





着替えたあと紫さんが

私はまだ準備があるから先にあの場所に待機してほしい

といってきて、あの黒い空間を開き、その中に入ると先ほどの森のような場所に着いた。

周りは木だらけの森だ。




「すいませーん!!!」

上から声が聞こえると思い、上空を見上げると空から黒い翼がついた人?が声をかけてきた

その人は着地すると、翼をたたんでパッと消してしまった。


「どちらさま?」


この人、空飛んでた…。

いや、まず黒い羽があったから人じゃなくて「妖怪」というやつかな


「幻想郷一のブン屋、清く正しい射命丸文と言います。貴方は璃月さんですね」



「はあ…まあ…」

白いシャツに黒いスカートの女性が話しかけてくる



なぜ僕の名前がわかるのかと訊きたかったが、やめた。

この「アヤ」という人の言った「ブン屋」というのは新聞記者だ。


<君のことは調べた。>

大体そんなところかな



「貴方の能力について取材をさせていただきたいと思いまして」



「能力?…というと」



「ほら璃月さんはバリアを張れるじゃないですか」


「ああ。あれ。なんなら八雲さんを取材したほうがいいんじゃないですか?そっちの方が面白いですよ」



「スキマ妖怪ですか?あの妖怪の能力は殆どの皆さん知ってるので記事にはなりませんよー。あ。バカとかその周辺の人は例外ですが」


隙間?妖怪?

二つ名みたいだけど…。



「ではバリアを張る程度の能力ということですね?」

文はメモ帳に万年筆を走らせる


「バリア程度か…。確かにその程度かもね」



「あ。いえ決してけなしているわけではなくてですね、幻想郷ではそれが一般的なんです。私だって程度の能力ですし」



「射命丸さんもなにか使えるんですか?」



「私ですか?んーー・・・秘密です」

といいつつ彼女はメモ帳に書き進めていく。



彼女が返答した途端。

彼らの近くにまるで爆撃されたのではないかと思うほどの物体が落下してきた。


二人はその物体を確認するとなんと、銀髪の長躯の人であった






続く



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