魔王転生したけどデュラハンが相談しに来た。
プリンー!プリンー!
待ってろプッリンー!癒しのプリンー!
「なはは!俺のプリンちゃんはここだなぁ~?えっ」
「えっ」
いや、何やっちゃってんの君
それ俺のプリンなんだけど。
魔王様のプリンなんだけど。
「何してくれとんじゃー!それ俺のプリンだぞぉ!?!?」
「す、すいません・・・まさか魔王様のとは・・・」
「いや蓋に〖魔王様のプリン。食べたらぶっ殺す〗って書いてあるよね!!馬鹿かぁ!?!?」
「い、いやぁすいません・・・自分デュラハンのもんで、目が見えないんですよ」
え?でもデュラハンってたしか
「デュラハンって体と頭が離れてるだけで、頭は持ち歩けるのね、てか頭どこよ!」
「自分今頭部が行方不明でして・・・あっ!プリンは首から出てる青い炎で食べれるので!ほら」
「きっも!つか食うな!それ俺の!!!」
「あっ、すいません・・・」
頭部が行方不明って・・・携帯じゃあるまいし
「魔王さまって相談を聞いてくれるって聞いたのですが、本当ですか?」
「本当というか嘘というか・・・まぁ君たちの王であるのであれば、聞いてやらんこともないが」
「本当ですか!?爺や様が言ってた通りだ・・・!」
「ん・・・?あの糞爺なんて言ってた?」
「えっと、『何かお困りなら魔王様に助けを求めるといいでしょう。あの方は言動と裏腹に心優しい魔王ですからね』」
じ、爺や・・・いつも強く当たってごめんな・・・
これからは優しく接するよにす「『でも腰抜けな魔王なのは変わりありませんがね』と」
ぶち殺すぞ老人悪魔
「いいか、これからは爺やの言ったことは信じないように。これ魔王命令。破ったら殺す」
「わ、分かりました・・・あ!で、相談がありまして」
「話してみ」
「あのですね---」
~二日後~
「よっしゃできた!!!いやぁ・・・考えるのに二日もかかるとは・・・だが、我ながら名案だな」
「なんですかこれは」
「おお爺や!見ろこれを!名付けて、〖デュラハン専用、首掛けヘッド〗いえーい!」
「ほぉ、デュラハンの頭を首からさげる装置ですか・・・これまた面白い」
「あいつがな?『自分デュラハンなもので、いつも頭をなくしてしまうのです・・・何か、頭を無くさない方法などはありませんでしょうか』って言ってきたら、俺が二日かけて作ってやったのよ!力作!図工Aプラス間違いなし!」
いやぁ、さすが俺!
「おおデュラハン!やっときたか!頭は見つけたか?」
「はい魔王様!えっとその変な形の鎧は?」
「へ、変な形・・・ぷっ・・・」
「爺やめ・・馬鹿にしやがって・・・まぁ良いまぁ良い。これをな、よっと。こう頭から下げて、頭をこの輪っかの部分に乗っけたら・・・ほらどうよ!てか頭蓋骨からきっしょ」
「おおすごい!バランスも安定して頭が落ちない!天才ですよ魔王様!」
ガハハ!ガハハ!どうだ爺や!俺天才だってよ!
「これは凄い、たまには良い発想をするものなのですな魔王様」
「おいてめぇ糞爺ゴルァ!ほめてんの?馬鹿にしてんの?殺されてーの?」
「どっちかと言うと紅茶が飲みたいですな」
「はい死刑」