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44 雨間の素顔

「んっ♪あの~空?もう宇宙賊ゴッコは終わりですか?」



俺と蓮華れんげ雨間あままの豊満な胸でたわむれていると頭上からオズオズと優しい声が掛けられた。



「うん、終わりだよ♪」


「ふぇ~~あの、その、恥ずかしいのでわたしの胸を空と蓮華さんのほほやさしくこするのを止めていただけませんか?」



俺は名残惜なごりおしく頬を胸からはずして、雨間を見上げた。



雨間の顔は恥じらいの表情を浮かべ頬は赤く染まり、茶色い瞳はうるんでいた。



「空?どういうことですか?」



蓮華は雨間の大きな胸を1人で独占して両頬で両胸を擦っていた。



「うっ♪あの、あの蓮華さんも退いてくださいぃ~~。」



蓮華を見ると、とても良い笑顔を浮かべていた。



「ほんとうに、退いてしまって良いのですか?」



蓮華の両手が雨間の綺麗な形の胸の輪郭りんかくを優しくで上げて、くれないの頂に到達すると繊細な手つきで執拗しつようやさしくはじめた。



「あっ♪そんなにしたら私感じて、うっ、うえ~~~ん、え~~ん!!」



雨間が泣き始めると、さすがの蓮華も真面目な顔に成り、胸から顔を離し、優しく雨間を抱きしめた。



「どうしました雨間あまま?」



蓮華の声音こわねは今までに聞いた事が無いくらい、とてもやさしく落ち着いていて、聞いた人の心を安心させる効力こうりょくがあった。



「ふぇ~~私、ヒクッ!演技している、ヒクッ!あいだは、ヒクッ!平気なんでけど、ヒクッ!だと恥ずかしくて、ヒクッ!それで、え~ん!」



蓮華は雨間がしゃべっているあいだは静かに頭を優しく撫でて相槌あいづちを『うん、うん。』と優しくしていた、蓮華の表情は、とても優しくて綺麗だなと思った、俺も責任の一端をになっているので、抱きしめ合っている蓮華と雨間事、優しく抱きしめた。



「よし~よしぃ~~。」



俺はなぐさめの言葉が見付からずに、ただ優しい気持ちが伝わるように抱きしめる、2人の美女の柔らかな身体と暖かな体温を静かな気持ちで感じた。



しばらくして雨間は泣き止むと、涙でうるんだ瞳で雨間は無邪気に笑っていた。



「その時の空の顔は凄かったです!女性の下着が見えた瞬間、もの凄く表情がだらしなくくずれた笑顔に成るんですけど、その女性と顔を見合わせる瞬間、キリリッと真面目な顔になるんですよ♪」


「あっははははは、ははは蓮華のその話本当ですか?可笑しいです、はははは。」



元気に笑う雨間を見て安心する。3人で抱き締め合っているので至近距離には俺が居る、しかも会話の内容は俺が女性の下着を見て反応したゆるんだ笑顔の話で、そこまで盛り上がられてしまうと、なんというか男としてたまれない気持ちに成る。



「ははははっは、恥ずかしいな。」


「空、雨間はもっ~~と恥ずかしかったんですから、えてくださいね♪」


「そうですよ~~♪あははは♪」



これも大奥を持つ男の宿命だとあきめる、ふっ、俺の恥ずかしさなど、女性の笑顔のためならばミジンコのように小さいも同然だとひらなおった。



「そりゃぁぁぁぁぁ!」



俺は万能機の力で2人の体重を軽くして持ち上げると、クルクルと笑顔で身体事回転した。



「「あっははははあっははは♪」」



俺は直ぐに眼が回ったので回転を止めた。



「空、もっとです♪」


「そうですよ、もっとしてくだい♪」


「無理、気持ち悪くなっちゃうから、それよりご飯にしない?」


「そうですね、ご飯にしますか。」


「蓮華がそう言うなら私もご飯にします。」


「雨間服を着ましょう。」


「そうですね蓮華、れは如何どうでしょうか?」



蓮華と雨間は仲良く1つの画面を共有して、楽しそうに服を選び始めた。



俺は気を使って、そっと背を向けた、何時いつの間にか蓮華と雨間は凄く仲良くなっていて息を自然に合わせている、雨間とも、その内もっと仲良く成りたいなぁ~~と思いながら、俺は2人の楽しそうな声を静かに背中で聞いて着替え終えるのを待つのだった。



「空、見てください♪雨間に似合う凄く可愛い服があたんです♪」



俺は蓮華の優しく落ち着いた声を聞いて、好奇心を刺激されて振り返った。



雨間は可愛過ぎた!!黒くつややかな髪は短く、前髪はそろえた真っ直ぐ真横で、整った顔はつめたい人形のような印象を抱かせた、豊満な双球を包む艶のる黒い服にはヒラヒラとした光沢の在る白い布がきついて、白い布の中には可愛い白と桃色の花弁の刺繍ししゅうほどこされていた、黒のつつましさが白と桃色のはなやかさを静かにしたがえた高級感が在る可憐かれんさが花開はなひらいていた。



「船長の服装と随分違う御淑おしとやかな服で見違みちがえた、髪型もツンツンとがって固めていたのと随分印象が違って見えて、うん、とても可愛いよ♪」


「私は、ゴテゴテした船長の服より、今着ている可愛い服のほうが好きです。」


「空、雨間の服可愛いですね♪」



ワイワイ楽しく雨間の服と髪型をめ、みんなで上機嫌に成った勢いで仲良く手をつないで小宇宙船に戻った。







はるかなる宇宙の旅は楽しい終わりをむかえて、普段過ごしている日常の中に帰る事にした。



小宇宙船に乗り込むと座席は後ろにあまっていたのに、蓮華のひざの上には雨間が可愛い笑顔で座っている、なんといううらやましさだ!!



『宇宙への憧れを満たす旅は無事ぶじわった、船長は旅路たびじてに素晴らしい宝を見つけたのだった、それは興奮した冒険の中には無く、ありふれた日常の中にしかないものだ、冒険の中では得られなかったものとはおだやかで安心できる時間だった。



とてもとうとい穏やかで安心できる時間の価値に気付くことが出来た船長は、みずから日常の中へすすんで帰って行く、そうして船長は大事な日常の中で新たなる夢を目指すのだ!大奥という憧れは、船長の心の胸に、いつまでも夜空の輝く星のように、、、目立たずとも昼の空にも浮かんでいるのだから。』



「空、なんですこれは、、、」


「空?凄い美化してますが、唯助平ただすけべなだけでは?」


「ははははっは、唯助平なだけではないよ、美しさも在ると思うんだよね、蓮華と雨間はれからは、ずっと仲良しで一緒なんだ、そんな仲良く出来る女性達が集まったら素敵でしょ?」



蓮華に続いて雨間が発言し真面目な顔で俺を見詰めていた、俺が愛の素晴らしさをかたると俺にけていた綺麗な瞳を蓮華と雨間のあいだに向けて視線をむすんだ、すると穏やかで優しい顔に変わり、可愛い笑顔で見詰め合っていた、あ~俺もその仲良しに混ぜて欲しいのだ。





俺の新たな部屋に付いたので小宇宙船から先に下りた、それから2人の女性の手を優しく外から同時に取るとうやうやしく小宇宙船から降りてもらう、小宇宙船には音声入力で最初の部屋に自動で戻ってもらう。



新たな部屋は一言で言いあらわすと可愛いぬいぐるみの国だった、俺達3人の前には身長130センチくらいの藍色の可愛いクマちゃんがペコリと御辞儀おじぎをして、2頭身のわにが透明な机を支えている席にまで案内してくれる。



3人が、ゆったりとした座り心地の良い椅子に着くと、わにやわらかい尻尾しっぽのぼってくる20センチぐらいのぬいぐるみ達が見えた、小さい手足を一生懸命動かして尻尾を登ってくる姿は、思わず応援したくなる可愛さを周囲にいていた。



「わぁ~~可愛いですね♪}


「本当ですね♪もう少しだぞぉ~~頑張れ♪」



蓮華と雨間は楽しそうに可愛いぬいぐるみを応援している、可愛いぬいぐるみ達は声援にこたえて小さな腕を振ったり、両手を挙げたり、調子に乗ってんだ、ぬいぐるみが足をすべらせてコロリとわにの尻尾から落ちたりして、静かに見ていた俺も面白おもしろいなぁ~~と思った。



ぬいぐるみ達が机の真ん中にいているまるい穴から机の上に辿たどり着いた、ぬいぐるみ達は小さなうでひたいの汗をぬぐ仕草しぐさ一斉いっせいにすると、ぬいぐるみ同士で集まって胴上どうあげをしだす、胴上げが終わり、一頻ひとしきり机に着いた喜びを健闘けんとうし合うぬいぐるみ達。



ぬいぐるみ達の大冒険を見ているようで面白過ぎだと俺は思った、蓮華と雨間も眼をかがかせている。



「「良かったね♪ぬいぐるみさん達♪」」



蓮華と雨間の声がそろってひびいた、その顔は嬉しそうな優しい笑顔だ。



ぬいぐるみ達は小さな足をテクテク動かして机のはじると優雅にお辞儀をした、それから小さな腕でポケットをゴソゴソいじると背をらしながら可愛い玩具おもちゃ楽器がっきを取り出した、ぬいぐるみ達と同じくらいの大きさの楽器を重そうに抱えると、フラフラしながらも、とても優雅な音を演奏えんそうしだす。



「空、可愛いですね♪」


「演奏、上手じょうずですね♪」



蓮華は凛々しい顔で可愛い笑顔を浮かべている、雨間は優しい顔でぬいぐるみ達をおだやかに見ている、俺は得意顔で説明した。



「ふふふっ、此処ここは休憩場としていやしを追求してみたのだ♪此処でお昼にしよう。」


「そうですね、素敵な場所なので、何時いつもよりご飯が美味しいかもしれないですね♪」


「私、食事が初めてなんです、蓮華おすすめはありますか?」



俺は宙に浮かんでいる画面に指をすべらせる、今日はお弁当の気分だ、2枚目の画面に映っている、お弁当に目がまる、中央にくじらの形をした、ご飯が山盛りでドーンと乗っていてまわりには色鮮いろあざやかな食材達が可愛く盛り付けされていた、俺は、その美味しそうなお弁当を楽しく選んだ。



俺が机の上にお弁当を出すと、蓮華と雨間も偶然にもお弁当を選んでいたようだ、俺のお弁当の入れ物は海に浮かぶ木造帆船だったが、蓮華と雨間のお弁当の外見は、お洒落な桃色の花弁につつまれた大輪たいりんの花で食べるのが勿体無もったいないくらいの美しさだった。



「おお!蓮華達のお弁当凄くお洒落だね♪」


「えへへへへ、そうでしょう、此れこそ雨間の初めての食事に相応ふさわしいと思ったんです♪」


「ねぇ~~♪ホントに此れが食べれるなんて思いもしなかったです、綺麗ですね♪」



女性とは、こんなにもぐに仲良くなってしまう者なのか?俺は蓮華と雨間の可愛い笑顔を見て疑問に思いながらも、自分の飲み物を天然水に決めて透明なコップにそそいだ、蓮華達も透明なコップに鮮やかな桃色の液体を注いでいた。



俺はず、くじらご飯の頭付近あたまふきんる、ハンバーグをさじで1口大に千切ちぎると、鯨の頭をけずって一緒に口に運んだ、口に入れて咀嚼そしゃくした瞬間、肉の旨味が溶け出した、モグモグ、美味い。



続くは、鮮やかな色をしたカボチャの煮物だ、形がって切ってある、モグモグ、自然な甘みが爽やかに舌にからみつく、なかなか美味しい、ならば隣り合っているサツマイモも食べるべきだと口に運ぶ、う~ん美味しいけど、甘いから、ご飯には合わないな。



ちょっと、しょっぱい物がないかなと見ると鮮やかな赤が白い大根おろしの上に乗っている焼き魚が目に付いた、匙でほぐして口へ、モグモグ、すっぱ美味い味だ、赤の正体は梅干だった、丁寧に調理してあって梅肉がサラサラで口の中にスッと溶けた、ご飯がすすむ。



蓮華と雨間を見ると、ワイワイ楽しくお弁当を食べていた、



「食べるのが勿体無いです♪」


「ホントですね、あっ!此れは美味しいですよ♪」


「えっどれですか?あっほんとですねぇ♪お口の中が幸せです♪」



雨間と蓮華は幸せな笑顔を浮かべていた、俺は2人の笑顔が可愛いなと思いつつ自分のお弁当を発掘はっくつする事に夢中に成る。



いろんなところに、1口大のサラダや漬物、肉、り物が整った形で配色も考えられて配置してあり目を楽しませた、1段目の食材の下には2段目の食材が隠れていた、どのお肉もサラダも味付けが全て違い、俺の舌を美味しさで楽しませてくれた。



お弁当を楽しく食べ終わると、満腹のお腹を触って幸せな気持ちで休憩きゅけいする、俺はご飯を食べる事に集中していたが、えず蓮華と雨間が楽しそうに会話しながら、ご飯を食べていたので、その楽しい声を聞いているだけで俺も楽しい気分を味わえた。


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