第一話「データは過去を語り、僕らは未来を語る。5つ巴のバトル、開幕」
事の始まりは、あるニュースが世界中を駆け回ったことに端を発します。
データサイト『Opta』がスーパーコンピューターによるFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)の優勝予想。
順位国名優勝確率
1位スペイン17.00%
2位フランス14.10%
3位イングランド11.80%
4位アルゼンチン8.70%
5位ドイツ7.10%
6位ポルトガル6.60%
7位ブラジル5.60%
8位オランダ5.20%
9位ノルウェー2.30%
10位 コロンビア2.00%
11位 ベルギー1.90%
12位 ウルグアイ1.70%
13位 メキシコ1.30%
同率14位 クロアチア1.10%
同率14位 モロッコ1.10%
16位 エクアドル1.00%
17位 日本 0.9%
これを見た瞬間、これは無いな! と感じました。
理由はいくつかあります。
欧州勢の優遇。
特にドイツの評価が5位という違和感。
僕はサッカーのド素人ですが、ドイツが2018年と2022年において、決勝トーナメントに進出できなかった事実を今でも鮮明に覚えています。また2022年以降も連敗が続き監督交代に至ったことも知っています。その後の欧州予選では爆発したようですが、近年の不振を考慮に入れない違和感。
素人なので詳しくなので詳細は知りませんが、近年のワールドカップにおける欧州勢の苦戦――フランスやオランダは除く――を考慮すれば、このランキングは些か首をかしげました。
まるで真の実力が示されていないから負けたと主張しているような?
もしそうだとしたら、僕はこの手の主張は断固受け入れるわけにはいかないのです。
勝負のフロックなどありません。
100回戦って一度しか勝てないとしても、その一度が本番ならばそれでいいのです。
ランキング作成はかつて、評論家や元サッカー選手やサッカーマニアの独占物でした。
ですが、時代は変わりました。
精度を無視すればAIが作ってくれるのです。
……だったらAIだけに任せずに、自分の想いと疑問をぶつけたランキング予想も作れるはず。
誰が一番正しいのか証明してやろうじゃない!!
このようにして無謀な企画が始まりました。




