エピソード1(プロローグ的な?)
初投稿です。
至らぬ点多いかと思いますが読んで行って下さい
いつからだっただろうか。
憧れを抱き、手を伸ばしたのは。
だが、それは掴み取れそうで掴めず、伸ばした手は空を切る。恋焦がれながら、ただひたすらにもがき続けた。
目の前には、高くそびえ立つ崖のような壁が立ちはだかっていた。
その頂を目指し、必死に登り続けた。だが、あと少しというところで、運悪く崩れ落ちることもあった。
それでも、頂に辿り着きたかった。追いつきたかった。
だから、何度崩れ落ちようとも、再び手を伸ばし、登り続けた。
幸いなことに、精神がすり減ることはあっても、身体だけは丈夫だった。どこかを壊すこともなく、今日まで生きてこられた。
運が悪かったのだ。
そう思えば、少しは気が楽になった。
だが、ふと振り返ると、そこには何が残っているのだろうと考えてしまうことがある。
そして、誰かに言ってほしかった。
「無駄ではなかった」と。
けれど、そんな願いすら、ただの自己満足でしかないのだろう。誰かに認めてもらえるほどの努力ではなかった。そんなことは、自分でも分かっていた。
それでも、そんな自分が嫌だった。
いったい、何のために。
何のために、これほどまでに苦しみながら、必死に頂へと手を伸ばし続けてきたのだろう。
これは、そんなくだらない男の、誰も知らない物語である。
前置き長…




