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第150話 二十一の輪

北欧世界。


沿岸塔。


昼。


海。


曇天。


風。


輪。


二十一。


予想通り。


増えていた。


神兵達が静かに見守る。


沖。


海面。


輪。


広がる。


消える。


その時。


海中影。


二十五秒。


最長。


巨大。


そして。


初めて。


目が見えた。


一瞬。


だけ。


若い神兵が凍る。


沈黙。


誰も声を出さない。


影は消える。


神兵が震える手で書く。


『海中影 二十五秒』


『眼部確認』


『接触なし』


先輩神兵が海を見る。


長く。


長く。


見続ける。


そして。


小さく呟く。


「向こうも見たな」


海風。


冷たい。


だが。


港は今日も動いていた。


(次話へ)


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