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第130話 十一の輪

北欧世界。


沿岸塔。


昼。


海風。


曇天。


神兵達が海を見る。


最近。


輪の数が増えている。


今日は。


十一。


沖。


静かな海面。


輪。


広がる。


消える。


何も出ない。


だが。


確実に増えている。


若い神兵が記録板を見る。


以前の報告。


一。


三。


五。


七。


九。


そして。


十一。


先輩神兵が腕を組む。


「規則的だな」


短い言葉。


空。


黒い鳥。


今日はさらに低い。


塔の高さ。


ほぼ同じ。


若い神兵が息を呑む。


だが。


鳥は降りない。


見ている。


測っている。


その時。


沖合。


海面の下。


巨大な影。


五秒。


消える。


神兵がすぐ記録する。


『海中影確認』


『持続五秒』


『接触なし』


港。


漁師。


補給。


生活。


今日も続いていた。


(次話へ)


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