表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
117/199

第117話 朝の保健室

現実世界。


朝。


小学校。


保健室。


雨。


窓を叩く小さい音。


保健教師が記録を見ていた。


最近。


増えている。


眠れない。


同じ夢。


朝の倦怠感。


机。


紙。


簡単な聞き取り。


『黒い鳥』


『海』


『見られている感覚』


似ている。


少しずつ。


その時。


男の子が椅子に座る。


少し眠そうな目。


保健教師が聞く。


「また夢?」


小さく頷く。


「でも」


男の子が窓を見る。


「最近、少し怖くない」


沈黙。


理由。


分からない。


だが。


名前を言う。


家を言う。


家族を思い出す。


少し落ち着く。


そんな話が広がっていた。


保健教師が静かに書く。


『自己確認 有効例』


『恐怖軽減 小』


外。


電線。


黒い鳥が一羽。


止まっていた。


だが。


鳴かない。


ただ。


見ていた。


授業開始の鐘。


朝は今日も始まる。


少し不安で。


少し静かなまま。


(次話へ)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ