第3話 くろちゃん
まっくろくろちゃん。
自宅の近くにある公園で、大きなにゃんこにいじめられているところを庇ったら、お家までついてきた黒にゃんこである。
先住のなつ、ちんぺい、とんきちととくに揉めることもなく、自然に我が家の一員になったのだが、今でもかなり私にべったりの甘えん坊だ。
ちなみに今も私の足にもたれかかって、私が動くのを阻止している。
ところで、黒猫を不吉な存在だとする考え方があるが、これは明治時代に西洋の考え方やキリスト教の教えが入ってくるときに、いっしょに入ってきたものだそうで。
日本では古来より、黒猫は「福猫」とされ、縁起の良いものだとされてきた。縁起が悪いなんてとんでもない話だ。実際、黒猫は人懐っこくて頭が良いのだ。これほんと。
自然に、人の懐に入ってくるのである。ほんと。
まぁそもそも、人間にとって縁起が良いとか悪いとか、勝手に定義付けられるのは動物にとってものっそい迷惑な話ではある。
考えてみてよ。例えばコモドドラゴン界で「人間って縁起悪いんだぜ」「マジかよ食い殺すわ」なんて会話がされてたら、いやでしょ。
そういう定義付けしたいのは理解するしわかるんだけど、それが「◯◯狩り」みたいなのに発展まですると、さすがに笑えないよ。
そこまで発展したのかどうかは、私にはわからないけどね。調べたくもないし。そんな話しがあったらいやだな、ってことでね。
とはいえ、くろにゃんこが人懐っこいってのはこれ私、太鼓判を押すよ。
くろにゃんこはね、私の推測でしかなくて申し訳ないんだけど、多分「人を見る目がある」んだと思う。
基本的ににゃんこは、人を見る目が養われていると思うけど、くろにゃんこはそれがパないんだと思う。
黒猫ったって、雑種でしょ? って思われるだろうし、私もそう思うんだけど、なんでだろう。くろにゃんこはなんか、違うんだよね。
つーかね、「黒猫は縁起が悪い」なんて言ってる人は、くろにゃんこの類まれなるかしこさとかわいさを自ら味わうことを拒否している、可哀想な存在なのです。
くろちゃんの話じゃなくて、くろにゃんこの話になっちゃったけど、いいよね別に。かわいいは正義。マジで。
ちなみにくろちゃん、今は私のすぐ横で香箱座りしてうとうとしてます。かわいい。




