22話 謎解き
「どういうこっちゃあ」
秘密の場所にて、白衣は悩んでいた。戻って来たロボットについてだ。
「一体何があったんだろうね」
「さあ、私は知らない」
黒衣も当然知る由もなく困り果てていた。
帰って来たノイズとインターがぶっ壊れている。しかも変な音まで鳴っている。
「こういうのは困るな…」
「一番困ってるのはあいつらだろ」
一生懸命プログラムしていたロボットが壊れて帰ってくることに白衣は悲しみを覚えた。これじゃあ明日は動けないと思い、椅子から立ち上がりスパナとドライバーを持ってノイズとインターに歩み寄る。
「今から直すの?」
「んんん明日は無理だ。アレを出そう」
「もう?」
八月二十七日午前十時。洸介は珍しく早く起きた。
スマホを確認するが、早く起きすぎて誰も何も喋っていない。未読メッセージはゼロだ。
つまんないなーと思いベッドにダイブする。フカフカ。気持ちいい。
「…もうやだ」
さすがに疲れた。この三日だけでもう心臓がジェットコースターだったな。
ピロリン♪
洸介のスマホが鳴った。
なんだと思いメッセージを見てみる。栖春からだ。
『これ見つけたんだけど何かわかる人募集』
栖春からだ。普段メッセージ上でも静かなあの栖春が珍しく何か話している。文章と共に写真がついている。
それは栖春と和貴が拾った『よくわからないもの』であった。二人には何かわからなかったものの、偶然洸介はそれを知っていた。
『それSDカードじゃない?』『何かデータが入ってるかも』
『おお』
なんちゅう反応だよ。
『不思議なものだったら、私たちも見た』
『黒のpだっけ?仔美ちゃー』
『そう』
栖春の連絡から女子二人も会話に入った。『黒のp』という不思議なワードを聞いて洸介は何かわからず頭の上に"?"を浮かべていた。
だがこれに関する情報を持ってたりする人もいる。
『俺と和貴も赤のm見つけた』
『まじ』
『うんまじ』
一体何のことだ?黒?赤?…???
洸介は何が何だかわからずもはや笑顔になった。このままだと置いてけぼりにされる気がしてなんだか寂しくなった。
何色の何かの話になり、少し盛り上がるメッセージ。しかし、そこに別の話題を入れ込む男も現れた。
メッセージに新しいものが来る。写真だ。
…………またナニコレ?仲間外れか?
そう思うのもしょうがない。話題についていけないのにまた知らない情報が流れ込む。助けてと言わんばかりの顔になる。
『なにこれ』
『@メーティー 説明ぷりーず』
…あれ?みんなも知らないのか?
他の人の反応がおかしい。みんなもどうやら知らないようだ。良かった。安心した。
『エレベーターで434241押したら地下行った』
『は?』
『は?』
『へ?』
栖春と仔美と円得は似たような反応をした。当然洸介もこんな感じだ。
『そしたら全部白の空間に来た』『扉の隣にあったやつ』
これまた謎が深まるばかりだ。




