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日々の思いつき、気まぐれエッセイ~By ふとんねこ~  作者: ふとんねこ


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53.改訂版出したい欲


 こんにちは、ふとんねこです。


 ついにシュークリームを獲得。

 美味です。ふとんは満たされました。


 満たされたので本日は作品について。

 毎日思っている『改訂版出したい欲』というものを語って参ります。

 完結作品に対して起こる欲求です。


 それでは参りましょう。



 ふとんは執筆の際いつも全力。どんなものでも全身全霊で文章を書いています。

 だから、ふとんの作品はいつも「その時点での最高・最良」でできています。


 技術は日々磨かれ、進化する。


 それは、微々たるものですが積み重なればかなりの変化になります。

 今の自分と1ヶ月前の自分はかなり違うものとなっていると思いませんか。


 そんな状態で、時折完結した自作を振り返り、読み直すのですが、毎度考えることが。


「い、今ならもっといいのが書ける! たのむ、書き直させてくれ! か、改稿っ、いや、それじゃ足りない……そうだっ、改訂版! 改訂版を出させてくれ!!」


 口封じに殺される前に沢山条件を出して命乞いをするチンピラみたい。


 チンピラ風味はさておきこれが『改訂版出したい欲』です。


 その時の最高筆力でも今見るといまいちと言うことがままあって、それを自信の最高傑作として宣伝し続けるのが「違う」ってなるんです。

 プロじゃないんだから好きにすれば、とは思うんですが、他にも書かなきゃいけないものや書きたいものがあるから……時間が足りない。


 ふとんは『銀星と黒翼』でこの気持ちを常に抱えています。


 あの時の魂がこもってはいるけど、今ならもっと読みやすく、更に面白くできると思う。丸っと改稿させて!!


 これを書いていた頃は、趣味全振りのせいで、文章が若干装飾過多なんですね。そういうの大好きなんですけど。

 人に読まれる文としての現状の理想的最高作品は『夜を統べる黒鴉』なので、あれくらいの地の文で銀星を書き直したい。



 実は銀星は何度も書き直しをしている作品なので、余計にそう考えてしまうのかもしれません。

 なろうに投稿するまでずっと紙の上にいた銀星は2~3回書き直されています。まさに改訂版です。

 その度に満足しては読み返して違うなと感じて再び筆を執る。それを繰り返したものです。


 何度書き直そうが完璧にはならないんですけどね。


 それでもいつだって、その瞬間の最高筆力で愛した物語を書いて、読みたくなるんです。好きな物語は最高の状態で摂取したいじゃあないですか。そういうことです。



 でも、またあの連載期間を経験するのはしんどいな……


 良い結末を迎えはするものの全体的に重たい物語だったので、書く方もしんどいし読む方もしんどいしで、更新は遅いわブクマは付かないわアクセスが無いわで、メンタルに三重苦でした。


 自分のために書いてはいるんですが、やはり数字が無いと「この(作品)はそんなに駄目だろうか」と落ち込むんですよね。


 それをまた頑張れるか……いや、できはするんでしょうけど大変だな……



 それから元文ありでの全面改稿って本当に難しいんですよね。


 実は、銀星の今の1話は初投稿時の1話と丸っきり違うものになっています。


 アドバイスをいただいて、全文別物に書き換えたんですよ。ふとん、かなり頑張りました。物凄く大変だった。

 そのときの苦労からして、元の文がしっかりあると変えるのが難しいことがよく分かります。端々をいじるだけにとどめてしまいがちなんですよね。


 それじゃただの改稿ですから、改訂版には程遠い。満足がいきません。

 紙の上での書き換えは「もはや別物にする」というものだったので、この「内容は同じまま文章だけ変える」という作業とは違うものです。

 私がしたいのは後者なので、前者では欲求不満ということになります。


 そういうこともあって、手が止まってしまうんですよね。



 でもいつかはやりたい。


 その上で、紙の本にして手元に一冊だけでいいから置きたいなぁという野望を持っております。


 自分の本を作りたくて同人誌のことを調べたことがあるのですが、難しそうで眉がハの字になりました。

 カバーまでついたがっつり「本」にしたいんですが道のりは遠いです。でもいつかやると思うだけで楽しい。


 Word上で文庫サイズを作って、ページ番号振るだけでもう見た目が「本」なので幸せでした。


 やはりいつかやろう。



 さて、本日はここまでにいたしましょうか。

 それではまた、次回の思い付きでお会いしましょう!!


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― 新着の感想 ―
[良い点]  紙の本になった「銀星と黒翼」、自分もほしいです!  大きさは文庫サイズ? なんとなく「夜」のイメージが強いお話なので、装丁は暗色系で、シヴァの瞳を思わせる群青に、銀色の星をちりばめて………
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