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日々の思いつき、気まぐれエッセイ~By ふとんねこ~  作者: ふとんねこ


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49.異世界転生/転移した主人公は葛藤するべきか否か


 こんにちは、ふとんねこです。

 感想欄を閉じてからショタコンの執筆スピードがえげつないことになっています。効果がすごい。


 そんなショタコンの最新話を書いていた際に思ったことを書いていきます。サブタイトルは『異世界転生/転移した主人公は葛藤するべきか否か』です。



 さて。

 本作の読者の書き手の皆様は「異世界転生/転移モノ」を書いておられますか?


 なろうにいる以上、そういうものを書くことの重要性というか何というかは周知の事実ですので、書いている方も多いかと思います。


 ふとんが本日考えたのは、そういう「自分が生まれ、生きてきた世界と別の世界にヒョンと飛ばされた時、主人公は葛藤するのか」でした。


 何故なら、自分だったら間違いなく葛藤するからです。


 ラノベ主人公じゃーんと喜んでファンタジー世界を駆け回る青い時代はとっくに過ぎておりますゆえ、まず間違いなく「家族は、友人は」となるはずです。


 転移か転生かに問わず、記憶がある以上元の世界のことは気になるでしょう。それが人のリアルなのではと思うのでした。



 しかしここでの問題は、物語として「主人公は葛藤すべきか否か」です。


 ショタコン最新話で、主人公アイリーンの葛藤の様子を書いていて思いました。人によっては嫌いそうだなぁと。

 以前考えましたようにストレスフリー娯楽が求められる場所ですから、葛藤なんてもんは邪魔なだけです。けれど主人公の精神のステップアップに必要な、物語のスパイスだと思うんですよね。

 主人公に人間らしさが現れる。一人の人間として生きてきた厚みのようなものを感じさせる感情だと考えます。


 ショタコンのように物語終盤で葛藤の機会があるというのは特殊ですから、普通は開幕早々に葛藤するものだとして考えていきますね。



 この問題で一番気にしなくてはならないのが「読者のストレス」です。


 やはり、手軽にスッキリ爽快な炭酸飲料のような物語を求める読者が多い以上、葛藤の度合いによっては「つまんない」となることが大いに有り得ると考えます。

 そうすると最早「主人公は葛藤などしなくていい」と感じてしまうんですが、これは書き手としてはそんな簡単に切り捨てたくない要素です。


 すべきか否かを考えているので、そこからずれないように頑張っているんですが難しいですね……


 ただ「読者のストレス」の観点で考えますとやはり葛藤は「しない方がいい」になりそうです。

 本当に、酷いことは書きたくないのですがなろうの多くの読者は短気で堪え性がありません。そのちょっとのストレスが後の展開を美味しくするものだとしても、次話の更新を待てずにブクマ剥がしなんてよくあることでしょう。

 まあ姿の見えない読者が多すぎてその実情は掴みきれないので、色々と見てきての個人的な考えになります。


 そんなわけで「なろう系でウケて書籍化したい!」と考えている書き手さんは、読者のストレスを極力減らさなければなりません。

 しかし「自分の書きたいものを貫く!」という考えの書き手さんはその限りではありません。ブクマ剥がしなど気にせずに突き進んでください。


 結局、何を書きたいのかによるんでしょうか。


 主人公に人間としての厚みを描写する作品はそもそもなろう系じゃないですね。

 なろう系で求められる主人公像は、読者が自己投影をしやすい無個性なもので、そこに彼・彼女の人生の色を覗かせることは邪魔で、望ましくないんですよね。


 そして、非なろう系読者はストレス耐性がなろう系読者より高いはず。

 ならばよい塩梅の葛藤は、書き手が望む通りの物語のスパイスになり得るのではないでしょうか。

 必要なのはその葛藤を「よい塩梅」にして書き上げる書き手の技量だけですね。



 それから、書きながら思い当たったことを一つ。


 古すぎる知識かもしれませんが、異世界転生/転移するなろう系の主人公って、転生/転移前は社畜とかニートとか、他者との関係が希薄な人物が多かった気がするんですが今もそうなんですかね?


 そうだとしたら「家族は、友人は」と葛藤する材料がそもそも少ないことになりますから、そもそも葛藤しない、ということになりますよね。


 己を知る者が誰一人としていない未知の場所を「やり直せる新天地」と喜ぶということでしょうか。


 なるほどなぁ……自分で納得していますが皆様いかがでしょう。

 主人公が社畜やニートなのは当時の読者層のリアルに合わせたものだと考えていたんですがこういう理由もあるかもですね。


 一つだけ、誤解しないでほしいのはふとんはなろう系を蔑んだりするつもりはないということです。現代だからこそ生まれた文学の特殊な新形態。読みませんが生態的なものは興味深く感じております。


 ……なろう系面白いですね。誰か文学の先生がガッツリ研究してくれないかな。誰か論文書いて。



 今回は結構な長さになりましたね。


 独立エッセイにしようかどうか悩みましたが、なろう系のあれそれを語っていると変な人に絡まれて燃えたりするので、ひっそりと連載に入れることにしました。


 それでは今回はこの辺りで終わりにいたします。読者の皆様のお考えも聞かせていただけると嬉しいなと思います。では!!


とは言ってもなろう系のお話をすると、苦手意識でちょっと酷いことを書いてるだろうって自覚があるふとんでした。すみません。

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― 新着の感想 ―
[良い点] こんばんはー。 ふとんさんの意見、凄く分かります。主人公に葛藤をするしないで影響は多少はありますし……。自分が連載している主人公なんかも、もろに最初は葛藤させてます。 (その後も、色々な葛…
[一言]  異世界転生物で、主人公に自分を投影して読む人って、「異世界」というテーマパークで遊んでいるような感覚なのかもしれませんね。  だから「ひとつの人生が終わった」という重みもなければ、家族の嘆…
[一言] 葛藤入れまくるタイプなのでめっちゃ分かる。 知らない世界へ飛ばされたら絶対悩むし、それが中国やアメリカでもそうだけど、異世界ならなおさらだと思う。 異世界転移、転生ものって実はそこがいちば…
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