表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日々の思いつき、気まぐれエッセイ~By ふとんねこ~  作者: ふとんねこ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

30/121

30.物の構造と文章~ピアス編~

30部目到達!

いつもありがとうございます!


 こんにちは、ふとんねこです。

 超絶久々、31話を完成させてから書く30話であります。へんてこ。


 カップ de ヤクルトにハマった冬を越えて、いつの間にか春が来ております。

 ヨーグルト的な形態ですが本当にヤクルト。期間限定なのが許せない美味しさ。

 こんなものを知らずに生きていたのが悲しい。これから毎年必ず食うことに決めました。


 今回は前回した予告通り『物の構造と文章』第2弾、ピアス編であります。


 このエッセイも今話でついに30話。ここまで続いているのは読者の皆様のお陰です。感謝申し上げます。



 さて、それでは早速お話に入っていきましょう。

 まず『物の構造と文章』シリーズ(まだ2つしかない)は、ふとんねこが小説を書く中で、頭の中の絵を文章に落とし込もうとした時に「む」と思ったことを書いております。

 今回のピアス編は


「耳朶以外のピアス、説明が難しい……!」


という気付きから発生しました。


 今のところ現代じゃないファンタジーばかり書いているのでそこまで困ってはいないのですが、現代モノを書く時にピアスバチバチのキャラクター(作者の性癖)を出したい……という欲求が間違いなく沸き起こるので解決したい問題です。


 これは多分、専門用語を作中に使用したい作者様ならよく分かるタイプの問題だと思います。


 それでは、何の説明もなく『ピアスバチバチの耳』を書いた文章を載せますからまずは読んでみてください。



【ばちばち~(゜ー゜)】


 彼女の耳にはたくさんのピアスがキラキラと光っていた。

 一般的なイヤーロブだけでなく、軟骨ピアスの定番であるヘリックスにトラガスまで。スッと渡されて強烈な印象を与えるインダストリアルと、控えめに覗くインナーコンクの輝き。

 衝撃を受けつつ、私はその耳から目を離すことができなかった。


【きらきら~( ゜A゜ )】



 さて、ぶっちゃけどんな様子か分かりませんでしたよね。知っている私も混乱します。1つずつ、まずは文章で解説いたしましょう。



・イヤーロブ

 超一般的な耳朶のピアス。ただし拡張すると一気にプレーン味からスパイシー味になる。


・ヘリックス

 耳環の上部の軟骨に開けるピアス。軟骨ピアスのド定番。何となく格好いい感じがする。イヤーロブと鎖で繋ぎたい。


・トラガス

 耳珠の軟骨に開けるピアス。耳珠が大きいと2つとか開けられる。逆に耳珠が小さいとピアスで耳珠自体が立っちゃう。


・インダストリアル

 ヘリックスの少し下から斜め上へ。耳の上部の広い部分に棒が渡されている軟骨ピアス。なんか不良感すごい。


・インナーコンク

 耳に何も考えずに指を突っ込んだ時に指先が当たる軟骨部分に開けるピアス。とても痛いらしい。



 ふとんのテキトーな解説付きでお送りしましたが、こう見ると少しイメージが掴みやすいかなと思います。


 が、作中では解説はできませんよね。

 ピアススタジオの話でも書くなら別だけれども、それにしたって3種類を超えた辺りから読むのがダルくなるやつですよ。

 文章って自由なのに不自由です。


 そんなお悩みを一発で解決してしまうのがイラストですね。絵が上手な人はすごいなぁといつも思います。


 さて、そういうわけですから『物の構造と文章』翼編と同じく、例文のピアスバチバチ耳を絵にして見ましょう。


挿絵(By みてみん)


※色塗りがヘッタクソですがそれには目を瞑ってください。


 例文の耳はこんな耳だったんです。

 色分けのためセンスは皆無ですが、きちんとコーディネートしたら格好いいでしょうねぇ。


・青色 イヤーロブ

・黄色 ヘリックス

・緑色 トラガス

・赤色 インダストリアル

・紫色 インナーコンク


 こうなっております。説明要らず、やはり絵の強みはこういうところにもありますよね。何の説明もなしに簡単に視覚へインパクトを与えられるんですから。


 トラガスやインナーコンクがお花だったりすると可愛いです。

 ピアスは何も、不良少年少女の社会への反抗心の象徴ではない。普通にお洒落なアイテムなのです。

 舌ピアスは痛そうだなぁと言う前に「ご飯引っかからない……?」といつも思いますけどね。


 あとは……うなじや手首の内側にピアスが開いているのを見るとすんごくドキドキします。それを見ることを許される特別感と背徳感、小説でこのエロスを表現できる力が欲しいものです。



 さて今回も楽しく書けました。


 文章には文章の、絵には絵の強みがあると思いはするものの、絵にできることを何とか文章に取り込みたいと画策するふとんねこです。


 ですがどうしても説明に描写を割きすぎるといけませんから、こういうときに挿絵が効いてくるんだろうなと思います。

 または『ピアスバチバチ』とだけ書いておいて読者さんの方から「どんな?!」と言わせるほどに想像を膨らませる、それほど細かいところまで気になるような面白い文章を書く。それしかないですね。


 ふとんねこは今のところファンタジーばかり書いているものの、いつか現代ものを書いてみたいと思っています。

 そこでピアスバチバチのお洒落な耳を書くまでに、何とか表現力を更に身につけたいと思いました。


 それでは次は、数日の間に上げる思い付き31話でお会いしましょう!!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ